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22〈苦痛タイマー〉

〈苦痛タイマー〉
2019年4月6日
今日は大磯クリテリウムに向けてのインターバルローラー練習の日と決めてました。

朝、6時起床

 朝ご飯食べてからローラー練習しようかと思ったけど、水飲んで、ようかん食べて、憂鬱な気持ちでサーヴェロをローラーにセット・・・。
 
 
そりゃ、
 
 
憂鬱にもなりますわ・・・。
 
 
自分の肉体をイジメ抜く時間ですもん・・・。

今日のメニューは、

アップ20分

350~400wを20秒 レスト(休憩)40秒

のセットを20本

ほんとは、400~500wのつもりだったのですが、開始してすぐに

(この数値は無理!!)

と判断し、下方修正・・・。
 
 
前回から、スマホアプリの

『インターバルタイマー』

を活用してます。アップの時間、インターバルの秒数、間隔、回数、お知らせチャイム、おまけに自分の音楽もかけられてとっても便利。

 20分のアップも終了。季節がうつり、冬に比べて、体温の上昇スピードも早い気がする。窓を全開にしたいが、朝っぱらからさすがに近所迷惑だしねぇ~。

インターバル練習スタート。
今回の目的は、
「スプリントのダッシュへの反応強化」

「スプリントの本数強化」

「脳みそに、20本もがきのきつさを植えつけること。」

「インターバル中に心拍と、脚の回復させる感覚を養うこと。」

15日後のレースまでに、肉体を発達させて、急に速度が上げることは不可能。
ならば、『脳みそ』にどれだけ耐性をつけられるかがカギのような気がする。

1本目。500wは立ち上がりの短い時間は出るがキープし続けられない。400wに下方修正。

2~5本目 400wキープも難しい・・・。350~400wに下方修正。

以前、ヴェンジ丸太さんに
「インターバル練習は全力でやらないと意味ないから、ターゲットの数値を下回ったら、即終了すべし!!」
とアドバイスいただいてましたが、やめるには早すぎるので続行!!

ていうか、5本でもうキツい・・・。

(まだ、半分もいってないよ・・・。)

タイマーは無情に動き続ける・・・。

やめる目安として、10秒の平均が350wを下回ったら終了と、ラインを設定し直す!!

 
ようやく10本目
 
 
ここまで来られただけでも拍手をおくりたいくらいキツい・・・。

(朝だから?)

(ごはん食べてないから?)

(寝不足?)

(昨日、缶ビール一本飲んじゃったから?)

様々な後悔が浮かぶくらいキツい・・・。

心拍計の数値を見ると、150あたりを行ったりきたり。

出ているのは、普段よりも低めの数値なのに今日は、心拍がキツい・・・。

なぜだ?

自分の身体のことって、全然わかってないことを改めて実感・・・。
 
 
13本目あたり
 

もうやめたい・・・。

タイマーのカウントダウンが憎らしい・・・。
 
20本もできる気がしない・・・。
 
 
 
すると
 
 
(また負けるぞ。)

(また、四周で脚切りかな?)

(やれば、進む。)

(やらなきゃ、進まない。)

いろんなテツヤが出てくる。

今もライバルたちは、キツいことやってるよ!!

やれ!!

ゴールしろ!!

あと7本!!
 
 
タイマーを見ると20の数字
 
 
おし!!ラストだ!!ラストは出し切れ!!500w!!出し切れ!!オールアウトだ!!

20本目スタート!!
パワーの数値は400を超えて、500も超える!!
いけ、キープしろ!!

ソッコーでキツい!!数値が下がる!!
 
 
まだ!!まだ行ける!!

『オラ!!』

『オラオラー!!!』

『オラオラオラオラ~!!!!』

土曜の朝っぱらから、戸田家にジョジョばりの『オラオラ!!』が20秒間こだまする。


叫びが止まりませんでましたね。

これには自分でも驚いている。

人間、力を振り絞る時は、叫ぶ生き物なのですね。

最近、皆さん叫んでますか?

20本終了!!

と思ったら、もう一本あった~!!

「おいー!!さすがにもう無理~!!」

ということで終了。m(__)m

なんという、達成感でしょう!!ひとりでここまで追い込めると思いませんでした。

ここまでキツいことやっていると、レースの結果よりも過程が大事だなぁ~、なんて素直に思える。

それくらいきつかった。

けど、弱い!!(´д`)

こんなもんか~!!とも思っちゃう(>_<)。

けど、これが今の実力ってことで。(`_´)
 
 
たまに

「Mなの?」

って言われますが、

苦しいことに快楽は感じないです。

苦しいものは苦しいし。

けど、

苦しさが終わったあとに、

日常では得られない感覚があるのは、
 
 
間違いない。
 
 
その感覚はたまらない。
 
 
千切られそうな時に、

自分の力の限界で追いかける時も

 
脳みそから、何かがどっぱドパ出てる感覚。
 
 
妙に景色が鮮明で、

時間がゆっくりになるような感覚。
 
 
あれもたまらない。

そして、

もっと

広く、

特別な景色を見るためには、苦しいトレーニングが欠かせない。

だから苦しいことをやるしかない。

そうするしか道はないから。

そうわかっているから、苦しいことに耐えられる。

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