46. 編者略歴

郷内 満(ごうない みつる)

 1934年、北海道日高浦河町に生まれる。道立静内教員養成所を卒業後、新冠町や静内町内の小学校に勤め、現在は三石町立本桐小学校に在任中。

 昭和41年(1966)、日高の教師数人とアイヌ問題にとりくむ「北海道ウタリと教育を守る会」を結成し、事務局長として活躍中。昭和42年と同5年の全国教育研究会に提言者として参加、アイヌ問題を日本の人間解放の問題として告発。その他、地域のアイヌ運動に参加、シャクシャイン顕彰会理事としてアイヌ復権の運動を続けている。主なレポートに「アイヌの子どもたちとその課題」「アイヌ系住民と共に-民族統一の課題」「教育-その営みの中で」などがある。


若林 勝(わかばやし まさる)

 1934年、北海道函館市に生まれる。
 北海道学芸大学中退。北海道の炭鉱町赤平で小学校の教師を務める。
 その後、上京し、教科書・児童図書などの編集にたずさわる。

 著書に「敗北の記」「詩集・町の交響楽」が、また児童向けとして、赤平を舞台に炭鉱の歴史とそこに働く人たちの生活をうきぼりにした「ズリ山」や、アイヌと生まれたがゆえに白眼視される少年が、力強く生きる姿勢を見つけ出すまでを描いた「きたぐにの少年」などが牧書店より出版されている。


1972年9月30日 第1刷発行
編集 郷内満・若林勝
発行者 牧芳枝
発行所 株式会社 牧書店

(注:1972年当初書かれた通りに記載しています)

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