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「街づくり」、「場所選び」#010

そんなこんな、再出発に向け何をしようかという話に戻ります。
「やりたい事」が何かを整理すると、感覚の話で言うといろんな意味での「豊かさ」を追求する事であり、そのための具体的なアプローチや自分の興味としては、「街づくり」であること、

また、街づくりといってもいろいろあるけど、どれも共通して中心地ではなく少し外れた小さなローカル都市であり且つコンパクトであること。
また、そのローカルならではの特性や環境などを活かした「独自且つ文化的な街づくり」であること、などなど
そんな感覚をきっかけに、地域や様々な人たちと連携した「共創」による街づくりビジョンを考え始めました。

そして次にどこでそれをやろうかなと考えました。
どこでやるかにこだわりは無かったけど、その場所選びはとても重要だと思っていたので、その拠点となる場所選びの軸を自分でいくつか設定しました、
その軸は、①大都市ではなく、また逆に田舎すぎない、その中間にある小さなローカル都市であること、
②出来るだけ魅力がない現状であること(発展途上であり、街の魅力としてどこか不足していること)
③「農」など生産地や生産者が近い距離にあること、などを軸に探し始めました。
あとはその地を決めたらそこに移り住むこともセットで考え、自身はもちろんのこと家族もその街で生活していく上で街と共に成長していけるかどうか、
などの視点で探しました。
最初、何となく探し始めた時は、自分もよく行く三茶や池尻・三宿、代々木上原や八幡らへん、学芸大学や自由が丘などを回ったり、
当時流行りつつあった蔵前や清澄白河なども街を歩いたり実際に物件を探したりとしました。
でもすぐにやめました。理由はすでに魅力があるから=イケてる街だから。
もしくは既にそのシーンやカルチャーが発達していて、頑張って引っ張っていこうとしている牽引者もいるだろうから。
今回のコンセプト的には、そうじゃなくてむしろその逆、
現状魅力が全然なくて、そのシーンもカルチャーも無くて、牽引者もいないことが条件なんだと改めて再確認した。

何と言うか、、自身の気質的な意味でも、既に出来上がっている街で後から何かやり始めるのがなぜか燃えないタイプで。
どうせなら何も無いところから何かを0→1で創り上げていくほうが楽しい派というのも大きく関係している気もします。
事業的にもその方がうまくいった時のインパクトもでかいし、歴史的にも革新的なイノベーションなどの事柄はそういう方があり得ると思った。
ここ最近、いろんな方から何で溝の口なの?的な質問を受けることが増えましたが、こんな理由です。
というわけで、上記の他の条件と照らし合わせながら結果的にこの街にたどり着いたわけです。
「溝の口」、、なんのゆかりもないけど、それはそれで変なしがらみも無いし思いっきりやれるのではと、それはそれで新たな再出発には逆に良いのかなと思い、
何よりも感覚的にここで新たなスタートを切ろうと思ったのがいちばんの理由でした。

ブルックリンの郊外のウィリアムズバーグやポートランドなども最初は何もなかったんじゃないかな。川崎って何かイメージ悪いねというのはみんな言ってる。むしろそれが最高だと思った。

「この街に新たな風を吹かせよう」今から4年くらい前に決意したのです。

続く。。。

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