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「雨国の姫」あらすじ

姫が泣くことで雨が降る国、雨国。

「泣くこと」以外自分の価値がないと感じた姫は、いつしか泣く事を拒む。

水は失われ、作物は枯れ、食料はなくなっていく。
次第に争いを始める人々。

王である父に鞭で打たれ、宮の人々から罵声を浴び…
宮の人間は姫に涙をこぼさせようとするが、姫はそれを受け入れない。

…こんな国、いっそ枯れてしまえばいい。

居場所を失った姫は逃げるように外の町へ出る。

荒れた町で暴漢に襲われそうになったところ、姫は一人の男に助けられる。

その男は姫の本当の父親だった。

国の現状と二人の父の想い。
自分にある価値。
それを知った姫はついに涙を流す。

枯れた心と大地が、豊かに甦る物語。


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