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被災者苦しめる「断水」
過酷な寒さの輪島市
11日は輪島市ではこの冬一番の冷え込みとなるなど、寒さが一段と厳しくなってきています。
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志賀町では最低気温-4.5℃を観測し、海面から蒸気が立ち上る気嵐(けあらし)が発生しています。
被災した方々が望む「水」
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被災した方々が今必要なもの。それは水だと言います。
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給水に集まる住民の方々にインタビューをしています。
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住民の方は、車に積もる雪や氷を溶かすのにお水が必要で、もったいないなと思いながらかけている。と語ります。
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家族のために両手でペットボトル10本以上を運ぶ方もいらっしゃいました。
トイレなどの生活用水や、お風呂代わりに身体を拭くためだと言います。
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できるだけ節約しても1日でこの量が尽きてしまうそうです。
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こちらの男性の方も、お風呂に入れていないと語ります。
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ペットボトルのふたに穴を開けて、節水しながら利用している方もいらっしゃいました。
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食器を洗った水はトイレで使用されているそうです。とても工夫されていました。
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穴水町のご家庭のようですが、やはり断水になっており、水道が出ていないようです。
被災地で活躍する水循環システム
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珠洲市に設営されたシャワー施設には、住民の方々がシャワーを浴びに訪れます。こちらの施設には水を効率良く活用する秘策がありました。
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5つのフィルターと、AIによるシステム管理で水を循環させています。水を再利用することで2人分のシャワーの水で100人がシャワーを利用できるそうです。以下はこの水循環システム「WOTA」を展開されている前田瑶介さんのポストです。
【能登地震支援】本日、能登半島6市町全てへの展開が完了しました。これから各市町内での横展開を加速できるよう全力を尽くします。
— Yosuke Maeda | 前田 瑶介 (@Yosuke_WOTA) January 12, 2024
・1月4日七尾市
・1月6日珠洲市
・1月9日輪島市
・1月10日能登町
・1月12日穴水町・志賀町
全てのエリアに前澤友作氏 @yousuck2020 にご提供いただいたWOTA… pic.twitter.com/sT72uxdUx8
複数の市や町でWOTAが活躍しているようです。
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こちらの避難所のWOTAのメンテナンスは避難している中学生らが担当していました。
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担当していた中学生は、「皆さん不安な気持ちがある中で、自分が一つの力になれれば良いなという思いでボランティアをしている」と話していました。
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こちらの女性の方は、「避難所の共同生活の中ではプライベートがなく、そういった意味でもシャワーを利用している15分間は大切」と話していました。心理的な要因でも負荷があるのだなと感じました。
感染症の状況について
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被災地では9日までに新型コロナやインフルエンザなど約70人、ノロウイルスなど約40人が出ているそうです。避難所での共同生活での感染や、断水の影響が考えられます。
水道復旧の目処について
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珠洲市の泉谷満寿裕(いずみやますひろ)市長は、被災した水道設備の状況についてこのように語っていました。
浄水場の機能がダウンしている。
復旧には数ヶ月を超える期間が見込まれる。
水道管もズタズタの状況。同様に復旧が必要。
水道設備の復旧は長期間見込まれるようです。
授業を再開した学校も
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能登町立小木中学校では、11日から学校を再開しました。この日は1時間だけの登校。全校生徒の半分、15人が登校しています。
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まだ来ていない生徒もいるので、複雑な心境のようです。
別の市町村へ2次避難する方も
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こちらの方のご家族は、9日間避難所や車中泊で過ごし、その後金沢市に2次避難しました。「布団の中で寝られるというのも安心して良かった、子供達も笑った顔も長い間見られず、ここ(金沢市)に来てようやく落ち着いて笑顔が見られてホッとした。」と話していました。
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輪島市から避難してきたご夫婦も紹介されていました。
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輪島市に残られたご兄弟について、複雑な胸中を語られていました。
地元にとどまりたい気持ち
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こちらの女性の方は、地元を離れたくないという想いを語っておられました。
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ここにいるとみんな力になってくれる、横に座っている人も「みんなで頑張ろうね」と励まし合っているので、ここを離れたくない。と声を震わせていました。強い絆があるんだなと感じました。
まとめ
まとめだなんておこがましいのですが、
被災地の住民の方々は過酷な状況にあり、
その中でも工夫したり頑張ったりしていました。
支援している方々もいました。
家族や地元を大切にする思いもインタビューから伝わってきました。
現在の問題は水、電気ガスのライフライン。そして寒さ。
そして2次避難するか、地元に残るかが求められています。
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読んでいただき、ありがとうございました。
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