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YBC VEVAIN CUP FINAL

皆がTwitterにnoteを使い投稿しているがどうも恥ずかしいので僕の気持ちをまたこのような機会が訪れた時に確認する為に記したいと思う。めちゃくちゃ長いです。というかこれ軽い自己紹介と25〜26日までの日記です。とにかく試合の感想まで長いので。

北海道コンサドーレ札幌と同じ年に産まれ
このチームができた当初から両親がサポーター
である為子どもの頃から厚別、札幌ドームと
幼い頃は嫌々ながら半強制的に連れられて
観戦していた。

今となっては感謝している。
同じ1996年に産まれたことに何も関係ないがちょっと嬉しかったりもする。
僕が年老いた時に自慢できるから。
コンサドーレと同い年だぞ!って。ちっぽけな自慢
だけどネタにはなる。
今回北海道コンサドーレ札幌が初めてタイトルを獲得するチャンスが訪れた。
YBC LEVAIN CUP のタイトルだ。
最初に思ったのはこのチームが初めてタイトルを獲得するチャンスであるFINALまでたどり着いたことそれが喜びだった。
だって人の一生でも誕生日は毎年あるけど、
初めてって人生で1回しか経験できない何にも変え難い経験だし、忘れないじゃん。頭の中に浮かんだのは童貞ソツギョ…なんだけどさ。今回のも忘れない経験になると確信していた。

長々と前置きが長くなったが前日から振り返る。
まず前日学校が講義休みだった為ゆっくり昼過ぎに
起床。先に東京に着いている母から雨がヤバイぞとLINEで知る。そして友だちからLINEであんたが乗る一個前の飛行機欠航してるよとの連絡。
これは早めに空港行こう、最悪成田までたどり着けば空港泊まればいいやくらいの気持ちで出発。

新千歳空港に着いたら思った以上に関東大雨の影響で状況がまずいことを改めて実感する。19時25分発の飛行機が45分遅れだった。そして次は21時30分かな?正確な時間は忘れてしまったがそれくらい遅れてて、搭乗しても成田空港からの離陸許可がおりないため、新千歳空港から飛ばないまま1時間ほど待機したのに22時30分頃離陸。

成田空港に着いたら最初から諦めていたように成田空港から出れない状況で、至る所で眠る準備をする人コンビニのカップラーメンを食べる人、職員を質問責めにする人沢山いた。僕はとりあえずカップラーメンを食べ、第3ターミナルから第2ターミナルに移動し前日すすきのの飲み屋で知り合ったコンササポとTwitterでDMが来たコンササポと合流。空いてるところを探し、寝袋を引きとりあえず歯を磨いて寝ようとしたらもうすでに午前2時近く。とにかく寝て朝何とか成田空港から早めに脱出しようと考えていた。

そこで思わぬ幸運が。知り合ったコンササポの知り合いのサポーターが成田空港まで迎えに来てくれるとのこと。神様仏様とは本当のことである。成田空港のシャワーに入り、3時30分頃迎えに来てくれたサポーターと合流した。本当に神のようなお方だった。そのまま羽田空港に向かいもう1人拾い、新宿→埼スタと7時30分には着く事ができた。

スタジアムに着いたらまず、サポーター仲間と合流。
タバコを吸い時間を潰す。年に数回程アウェイに行くが本当に今回はサポーターが多い。当たり前か。皆どんな感情だったんだろうな。僕の埼スタの中に実際inするまでの感情はいつもと変わらなかったのかまだ決勝という事が理解できてないのかどっちかと言えば埼スタに僕の気持ちがまだ到着していなかった。笑

しかし、開場を告げる直前気持ちが一気に埼スタに到着してくれた。時間にして9時58分から59分頃割りかし早めの方の番号だった為前の方にいた為すぐ気持ちが昂った。
突如始まる「サッポロ!!!」のコール
そして開場と共に始まったアイーダ
つい2〜3分前まで眠っていた頭、体が一気にFINALモードに入った。

結構飛んでソンユンが入り、いつも通りコール
選手たちが来て始まったスティング
「行け!札幌!!!」でスタジアム内、いやずっとずっと遠くまで響き渡った僕らの声。あの瞬間に川崎には負けねえぞ、カップ掲げるのは俺たちだ!!
って気持ちを前面に押し出し、示せた。

試合は菅が前半10分にかましてくれた。
FINALで絶対緊張しているであろうスタメン最年少の菅ちゃんがかましてくれた事。道産子選手である事。いろんな思いがこみあげそうになったが、喜びを爆発させた。それから前半終了間際に追いつかれ、後半終了間際に逆転された。

謝りたい事がある。正直小林悠のゴールが決まった瞬間時が止まったかのように一瞬ではあるが諦めてしまった。だが、気持ちを持ち直し正真正銘のラストプレー。もうあの瞬間は覚えていない。覚えているのは全身の力が抜け後ろの仲間の所に体を預け倒れそうになってた事。誰が決めたのかもわからなかった。仲間から深井が決めた時聞き、不屈の男がやってくれたかと。

そして延長入る前に周りには涙している人も多かったが、まだ試合は終わっていない。さっき一瞬諦めてしまった奴が言うのもなんだが終わっていないむしろここからなんだ。と思ってた時に始まったGo west
いつも試合前に歌っている歌だからこそ延長前に気持ちをリセットし、Go westを歌いながら僕の中では何から目線か本当にわからないが「フッフッフッいいだろう、川崎。ここまで来たらとことんやろうじゃねえか」ととても起死回生のゴール決め追いついたとは思えない寧ろそれ追いつかれた側がいうセリフじゃん?っていうことを考えながら歌っていた。その時の顔絶対ニタニタしてた。笑ってた絶対。

延長前半3分チャナが倒された時、なんでか分からないけどこれ絶対入るわって確信した。その後谷口が退場になりゲームから去るまでの間も福森はリフティングをして、足の感触を確かめてその後見事にFKを決めた。もうね、その時の喜びようと仲間の顔、涙そしてまだまだ終わってねえぞっていう切り替えた顔最高だったね。

ここからは試合終了後の気持ちになります。
結果として準優勝だった。PK戦進藤が外した後僕は全身の力が抜け、両膝両手をつく形でガクッとなった。悔しいんだ、悔しくて悔しくて仕方ないんだ。でもね、
純粋に何年も何年も何年も勝ててない川崎に対しここまでやってくれたコンサドーレ
そして1人のサッカーファンとして現地で観ることはなかなかないであろう面白すぎるサッカーをしてくれた両チームに拍手を送りたい気持ちが強くて必死に拍手した。称えた。ありがとうを伝えたくて。

泣いてもいい状況だった。現実を受け入れられなくてもいい状況だった。でも、まだ終わったわけじゃない。リーグ戦もまだある。この先もコンサドーレが
「新しい景色」を目指す挑戦は続く。だから切り替えたよ。埼スタ出る前に。

さて、コンサドーレが「新しい景色」をもっともっと見に行くためにやらなければいけないことはたくさんある。チームの強化云々は当たり前だけど監督選手らがやる事。僕らにできる事、それはサポーターを増やす事。実際LINEで何人かから何故か僕に労いの言葉と共に今度連れてってくれとか言ってくれる友達が多くいる。そういう人を連れていってサポーターになってもらいたい。


赤と黒の街札幌。20歳超えた頃から思う様になった事がある。札幌という街を愛してる。その愛してる街の名前を声が枯れるまで叫べるのはコンサドーレがあるから。
友だち達からも数年前まで馬鹿にされる様なクラブがここまで来た事、初めての決勝に駒を進めた事。
結果として突き付けられるのは「敗戦」「準優勝」
だけど必ず必ずこのクラブの未来は明るい。
この決勝を現地で経験した人。行きたかったけどTV観戦、PV観戦だった人。この決勝をなんらかの手段で見た全ての人がこの結果を忘れずに前を向いて、また決勝の舞台に戻ってきて優勝して声高らかと愛するクラブの名前を叫ぼう。
みんなで肩組んで「すすきのへ行こう」を嬉し涙を流しながら歌おう。

そしてたまたまこの記事を見つけてしまったいつも見てる仲間がいるなら一言
その日の悔し涙は絶対忘れずに、嬉し涙を流す時は絶対来るからその時は今回の倍涙を共に流そう。


Twitterにも載っけていないのにもしこの記事を運悪く発見しここまで見てくださった方がいたら長すぎて申し訳ございません。
こんなに長く書いた事で2019年10月26日何をしていたのかを自分でいずれ見返した時に鮮明に思い出す事ができそうです。そして、この文書いてる時に一人称が「僕」となっている事に気づいたが修正するのがめんどくさかった🤥