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文庫本の改装『たけくらべ』集英社文庫

『たけくらべ』を読みたい、でも原文をスラスラ読める力は私にはない、だから原文と口語訳と合わせて上手に編集してある本はないかな?と探して選んだ文庫本。しかもカバーのイラストが可愛い。
さらに、気に入った着物古布もたまたま手に入ったので、ハードカバーに仕立ててみました。

集英社文庫も新潮社のようにベージュ系のおとなしい表紙。

ただ、使おうと思った着物地は、縦長で柄の向きを変えたくないので、その都合で1枚で表紙から裏表紙までくるめません。
そういう場合は、表紙、背表紙、裏表紙と3パーツにわけて作って合体させる作り方、いわゆる「ドイツ装」と呼ばれている方法で作るとできます。一手間かかりますが。

黒い色の和本文様があり、それを表紙の中心にしたいのです。

背のパーツは、黒っぽい布に。背のタイトルはPCで自作、プリント。
表紙のタイトルと著者名は、もとのカバーの背表紙を切って貼りました。貼り込む部分は凹ませてあります。
表紙の着物地の柄と、扉としたカバー表紙絵が華やかなので、見返しはシンプルな紙で。「アトモス」という商品名の、マーブル模様の洋紙です。1枚ずつ手染めの本物のマーブル紙ではありません。

カバーは表紙、裏表紙とも貼って綴じ込み。


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