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「やる気」を出すにはどうしたらいい?~ゆっくり流のやる気の出し方~
今回は、ゆっくり流の「やる気の出し方」をご紹介するのだわ。
世の中、とにかく「やった方が多分いいんだけど、やるのは面倒くさいこと」が多いわよね。「これ、やんなきゃなぁ……」とは思いつつ、ついずるずると先延ばししてしまうわ。
「ダイエットして、3ヵ月以内に5kg痩せる!」
「英語を勉強して、次のTOEICではスコアを100上げる!」
「今週中に仕事の報告書を作成する!」
「今日こそは、部屋の掃除をするぞ!」
そんな目標を立てたものの、いざ3ヵ月目に体重計に乗ってみると、5kg痩せるどころか5kg太っている。TOEICスコアは下がっている。報告書? もちろん出来てない。部屋は片付くどころかますます散らかっている。
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人間的、あまりにも人間的な、哀しき呪いよ。
気が付けば、「これをやろうと決めていたけど、もうホントにマジで何もやってねえ」状態に陥って数ヵ月とか数年とかが経過している。
この悪癖から脱する方法が確立できれば、人生はより良く過ごせるでしょう。
脳科学の研究者である池谷裕二先生は、「そもそも"やる気"なんて存在しない。行動を起こすことでやる気は後からついてくる。面倒なときほどあれこれ考えずに、さっさと始めてしまえばいい! やる気を出す方法を探るのもムダ!」との旨を主張していたけれど――
これは確かに正しいわ。実際、「面倒くさいけど、とにかく着手すっか」というメソッドは私も使っているし、効果的でもあるわ。
パソコンでの作業なら、とにかくパソコンを起動して、使うアプリを開く。エクセルならエクセル、ワードならワードを開く。筋トレだったらひとまず運動着に着替える。お勉強なら問題集とノートを机に広げる。
ただ、これで問題に片が付いて、みんな「とにかく着手する」が実践できるかっていうと、そうではないわよねー……。
そもそも「着手する気になるにはどうしたらいいか?」で悩んでいる人が大半でしょう。
そんな人に、「着手する気になるには、着手することだ」とアドバイスしても、いささか空虚に響くでしょう。そうじゃねえよと。
そこで、より現実的・実践的に「やる気」をコントロールする方法をお教えさせて頂きましょう。
次のステップに分けてコントロール法を説明するわ。
前準備ステップ①:「それ」、本当にやらないといけない事なの?
前準備ステップ②:やらないといけない事でも、「面倒くさいポイント」を削減・効率化できないか?
↓
実践ステップ:誘惑要因や妨害要員を除外する。
補論:やらない方がいいこと。
↓
評価ステップ:「出来た」を可視化しよう。
先に言っておくと、「やる気」は、ほとんど「前準備」で決まるわ。ここをおろそかにしている人が多い。最大の失敗の原因は、着手する前にあるのよ。
それでは、具体的に見ていきましょう。
それ、マジでやらないと駄目?
「やる気が出せない人」のつまづきポイントその1よ。
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