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ポリコレ作品の嫌われ方:もはや被害者面に同情されない
ゆっくりしていってね!
2023年5月20日、次のツイートが私のタイムラインに回ってきたわ。
一般向けのストーリーで同性愛が描けたのは昔の話。
— ゆき (@aQuT9xvOjrMxpkl) May 17, 2023
今やったら表現の自由戦士がポリコレがーが群がってきて嫌がらせの標的にされます。ポリコレやめろーって荒らしてるの見たことない?
ハリポタもファンタビシリーズにゲイが出るってだけで、ポリコレ扱いで荒らされてました。記事探したらあるよ https://t.co/kqyENPq4Um
見た瞬間、Twitterに慣れた人は「ああ、また有識者会議の開催お知らせか……。」「誰かが定期的にやるよなコレ。」と思うわよね。私も思ったわ。
そして予想通り、ツイートをクリックしてみると、引用RTやリプライで大量の反例をオタクから投げつけられる「いつもの景色」が、どこまでも果てしなく、雄大壮麗に広がっていたわ。
![](https://assets.st-note.com/img/1684543967355-gPHrrk4sI0.png)
これが「多様性」の真の力……私たちゆっくりや人間の見識は、あまたの作品の蓄積を前にしては、極めて卑小な何かに過ぎないのよ……。
――とはいえ、ツイート主さんに多少の理解も示しましょう。
確かに性的・人種的マイノリティを登場させたことで、「またポリコレか!」と否定的に騒ぎ立てるネット文化は実在するわ。「ポリコレ作品、売上で大爆死!」と煽情的に書いて集客するまとめサイトもよく見かけるわよね。
けれど、もしこの人に問題を伝えるなら、
「ポリコレ作品は一部の人々から嫌われ非難されているが、性的・人種的マイノリティを登場及び活躍させる作品が必ずしも非難される訳ではない。」
という現実を認識して頂くことがまず大事よ。
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