上田綺世のオフザボールの動き

正直に言います。

彼が大学生の時から、上田綺世に惚れてます。

一瞬で裏を取る秀逸な動き。

2020年での清水ホームでの時の裏の取り方でも口をあんぐりと開けたけど

先週の柏戦のゴールも素晴らしかった。

シュートはGKを抜いてのゴールなので難易度は低いけどそこまでの動きが

解説したい!と思うほど美しいゴールでした。


4/7(水)19:00 J1第8節 鹿島アントラーズ対柏レイソル

後半18分の上田綺世の先制ゴールを時系列で

映像はTwitterでRTしてるのでそちらをご覧ください。

ファンアラーノ:ショートカウンターカットボールを受けてターン。

上田綺世:ファンアラーノが前を向いて前方にパスを出せる体勢をみて、プルアウェイの動きで相手の背中を取る。その瞬間がまず1回目の欲しいタイミング。

プルアウェイで作ったスペースに流し込んでくれればファーストタッチで前に流しフィニッシュまでいける。

DF:パサーとマークを同一視野に置かなければならないが、裏のスペースを消すため一目散にマークに背を向けてラインを下げる。

ファンアラーノ:ファンアラーノはその動きに気づかずパスを選択せず、ワンタッチ目でマークに仕掛けた後、内側に切り込む

状況説明:切り込んだ次のタッチまでに最初のプルアウェイの動きからから少し時間が経過してたので、インターセプトされる可能性がある

DF:その時間を利用して上田綺世にステップで胸をむけて寄せる準備をする。

上田綺世:DFのステップの瞬間、その逆方向の裏を取りにいく。

こうなったらもうカカシ状態になってしまう。

宇佐美が言う骨盤シェイクをボールなしでやるのが上田綺世。

多分そのステップのタイミングを見計らって裏を取ったわけではないと思う。さすがに培ってきた感覚だと思うけど、DFのなんらかのアクションを狙って動き出してると思うのですんばらしいどすどすこい。

”上田綺世の超絶オフザボールスキル”

あの瞬間少しでも動き出しが遅れたら、パサーは元いた足元に出して、FWの背中にパスがきて失敗に終わる。

逆に動き出しが早かったら、オフサイドにかかるか、DFに動きを読まれて、突こうとしてるスペースを消される。

ようは、DFの動きと、パサーとのタイミング両方が合わなければいけないから

まーーーじで難しい。

ここが”上田綺世の超絶オフザボールスキル”だと思う。

オフザボールの動きに関しては常々、小林悠、興梠慎三を絶賛するが、

それに関しては上田綺世は彼らでさえも凌駕する。

何がすごいかというと、

パサーとの角度と距離が”深くて近い”ほど裏をとる難易度は下がる。

でも上田綺世はその常識を覆す。

パサーと縦ラインで、距離が離れて、DFの距離感が狭いほど裏をとるのが難しくなる。

それを平然とできるのが”上田綺世の超絶オフザボールスキル”

まるで上からスペースがどこにあるのか見えてるかのような精密な

”スペース掌握と対人重心方向把握”が彼の強み。

ただゴールに背を向けたポストプレイや足元の技術が初々しいのは見てて愛くるしい。笑

以上となります。

チュース





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