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U理論 / C・オットー・シャーマー

積読本を手に取ったわけ

この本、ハードカバーで字びっしり、585ページあり、カタカナ語が多く、一見とても読み解くのに時間がかかりそうで2年くらい前に購入してからそっと本棚の中に積読していた本です。

フューチャーマッピングを学び始めたときに理論をきちんと理解するために勉強しようと思ってそのままになっていたのでした。

フューチャーマッピングの学びも高度プロフェッショナルの段階に入り、昨年の暮れから、いよいよ本格的に職場内でフューチャーマッピングを使用したグループコーチングや1on1コーチングを始めました。そうするとやっぱり最低限の理論は理解しておきたいのですが、なかなか手付かず日々すぎていました。

フォトリーディング講座

そのような中、フォトリーディング講座を受講しました。講座の中の実践編で1冊読むタイミングがありました。最初は、睡眠について勉強しようと思っていたので、その関連の書籍を用意していたのですが、なんと、「なるべく難しくて分厚くてなかなか手に取ることができないような本の方が良い」とのこと。すかさず『U理論』いそいそと本棚から取り出しました。

自らの盲点に気づき、真の自己ー知のインスピレーションの最も深い源ーにアクセスすること。「出現することを望んでいる未来」をともに創り出すこと・・・。自らのものの考え方に大きな転換を迫るUプロセスは、自己・組織・社会の「あり方」を根本から変え、目覚ましい成長をもたらす力を秘めている。

自分もチームメンバーも皆で目覚ましい成長をもたらすには、今の私に何が必要だろう。

Uプロセス 6つの変曲点

◇ダウンローディング
◇観る
◇感じとる
◇プレゼンシング
◇ビジョンと意図を結晶化する
◇生きているマイクロポコズムをプロトタイプする
◇新しいもの実践・実体化

コーチングをするときにはこれからしばらくこの6つの変曲点を意識して習慣にして行きたい。特にプレゼンシングのところに着目しようと思います。

プレゼンシング

プレゼンシングは出現する未来の源からものを見始めると起こる。過去の存在(プレゼンス)、未来の存在、真正の自己んも存在、この三種の存在が融合し共鳴するようになると、我々は深いレベルの転換、つまり我々がそこから活動を起こす場が変化するのを経験する。

プレゼンシングの原則と実践

⚪︎共始動:他者に耳を傾け、人生があなたに何をすべきかを呼ぶ声に耳を傾ける。
⚪︎共感知:最も可能性のある場所へ行き、頭と心を大きく開いて耳を傾ける。
⚪︎共プレゼンシング:一歩下がって内省し、内なる叡智を出現させる。
⚪︎共創造:新しきもののマイクロコズムをプロトタイプし、実践することを通して未来を探究する。
⚪︎共進化:出現する全体性から見て行動し、イノベーションの生態系を育てる。

この5つを意識しながらコーチングするだけでも結果が大きく変わるに違いない♪

一読で約2時間半。何日もかかると思っていた手付かずの本もフォトリーディングの手法なら本を読む時間と必要な情報量から逆算して読み方を変えられるからこれから積読本がどんどん無くなりそうです。

フューチャーマッピング

私がコーチングで使用しているフューチャーマッピングは、この動画を観ると分かりやすく説明されています。この動画でコンサルティングしている神田昌典氏に師事して直接指導を受けています。

この手法(フューチャーマッピング)を看護管理に取り入れようという試みです。今のところ、意外にも反響良くてびっくりです。今後実践編の報告もしますね。

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