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【出産体験記】まさかの車中出産!

こんにちは、YUMIです。
現在第二子妊娠中で、36週です。
第一子は女の子で元気に3歳の誕生日をもうすぐ迎えます。
第二子の妊娠を控え、バースプランや出産時の体位などをヒアリングされ、
第一子の時はそれどころじゃなかったな〜と思い出しました。(笑)

出産体験記を書く理由

これから出産される方から
すごく痛いのかと思って不安だというお声や
子供は欲しいけど、お産の痛さが不安で踏み切れないというお声をたまに聞くので、
笑い話に私の出産体験談を書こうと思います。
色んな出産の形があり、痛みも陣痛の長さも、産み方も人それぞれ。
まさに10人10色なのが、お産だと思います。
人によっても、子どもによっても違いますが、一つの参考にしていただけますと幸いです。

妊娠の経過

妊娠の経過は至って順調。
令和元年5月1日が出産予定日だったため、予定日通りだとすごいな〜と思っていました。
3月20日頃(産前6週前)までしっかり働き、次の週末には里帰り。
生まれつきWPW症候群という心臓の不整脈があり、
循環器でも診てもらえる総合病院での出産予定でした。
体重は34週頃から既に10キロ増くらいだったため、
あまり増えすぎないように心がけていましたが、初産で里帰りなこともあり、
今考えると極力安静にして、昼寝もし、ゆっくり過ごしていたように感じます。
36週にはどんどん歩くようにと助産師さんから指導があり、
スクワットなど体操も教えてもらったので、晴れている日は1日10キロくらい歩いてました。
1時間〜2時間くらい歩いていたので、健康には気をつけていました。
ですが・・・今考えると手足の浮腫みがひどく、パンパンだった気がします。(笑)

出産希望日

出産予定日が令和元年5月1日。
その日に産まれるとすごいな〜とは思いつつ、里帰り出産のため、夫の事情なども考慮。
GWに生まれると出産時の立会いはできるものの、私が退院するまで夫は一人で私の実家にいることに。
少し気まずいのかな?と気になる私。(笑)
GWにちょうど退院していて、かつ土日で出産すれば、立会いもできる。
いつのタイミングで生まれて欲しいかな?と考えると、4月21日(日)がいいな〜と
なんとなく自分の中でも決めて家族にも共有し(家族はポカン状態)
お腹の赤ちゃんにも「この日が誕生日だといいね〜。」と話しかけていました。
その出産希望日に生まれてきてほしいこともあり、1日10キロ必死に歩いてました。(笑)

出産2日前

4月19日(金)、38週での妊婦健診がありました。
初産なこともあり、まだ子宮口も全く開いておらず、
医師からは「この状況だと出産まではまだまだかかりそうですね〜。」と。
「少し早めたければ、子宮口開いておきましょうか?」と聞かれ、「はい。」と答えたところ
ぐい〜っと子宮の入り口を開かれました。これは痛かった・・・。
その後、運動して身体を温めるとお産に近づくと助産師さんから教えてもらい
早速その後も歩き、次の日も10キロのウォーキング。
助産師さんからはお腹が張っても前駆陣痛なので、少し休んでそのまま歩いてくださいと指導があったため
多少痛くても少し横で休んで、そのまま歩き続けていました。
今考えると結構ストイック。(笑)

出産前日

4月20日(土)、10キロ歩いた後も、定期的にお腹が張る感覚があり、徐々に10分間隔くらいに。
早めに夫に連絡し、東京から里帰り先の奈良に来てもらいました。
1回目、17時頃に10分間隔の陣痛があったため連絡し病院へ。
しばらく診てもらいましたが、「感覚がまばらなので、もしかしたら前駆陣痛かもね〜。」と。
このままお産につなげたい場合は、お風呂に入って身体を温めて、
雑巾掛けをして赤ちゃんがお産の姿勢になるように、さらにスクワットしたり歩くといいよ
と助産師さんにアドバイスをいただき、家に帰って早速実践。
夫が病院の近くの駅に着くとのことで、陣痛も強く、間隔も6〜7分に短くなってきていたので、
2回目、22時頃に病院に訪問。
しばらく診てもらいましたが、ゆっくり病院で寝ていると陣痛が定期的にはこないこともあり、
「子宮口もまだ2センチしか空いてないし、初産の場合はこのまま前駆陣痛で終わることも多いです。」と。
また、陣痛の間隔が短くなってきたり、血が出たり、破水があったら電話するように言われ、帰宅。
両親と夫と、「まだなのかな〜?」と言って夜は家で様子を見ることになりました。

出産前夜

夜寝ている時も陣痛はおさまらず、間隔は少しずつ短くなってきていました。
痛みも少しずつ強くなり、少しずつ出血も増えている状況。
うとうと寝て、少しすると陣痛がきて起きて、またうとうと寝て、を繰り返していました。
病院にはだいたい4時間に1回くらい、
陣痛の間隔が短くなったり出血があると電話で状況報告していたように思います。
その度に電話越しで、「陣痛きてますか〜?」と聞かれ
「はい、今陣痛きてます、痛いです。」と伝えてはいましたが、
「それくらいの痛みであれば、まだですかね〜。また陣痛の間隔が短くなったら電話ください。」
と言われていました。
夜中に電話した際に、自分ではこのまま生まれるかなと思っていたので、
「どうなったら、もうすぐ生まれるサインですか?」と聞いたところ
「頭が下にきて、ぐりぐりお尻を押されている感覚があれば、生まれる前ですよ。」と。
その状況になったら、流石に病院に行かなきゃな〜と思って、うとうとしていました。

出産当日

4月21日(日)の朝、あまり寝れておらず、眠たく、布団でうとうと。
夜中に陣痛と葛藤していたこともあり、気力がなく、ぐったりした感じ。
9時頃、母が朝ごはんを用意してくれ、食べることに。
痛くて着替えられず、パジャマのまま食卓に座るも既に陣痛が2分間隔で
通常のご飯、焼き鮭、味噌汁、かぼちゃの煮付け、などの料理はもちろんあまり食べれず。
私が痛がっていても、前日に2回帰され、定期的に電話していることを知っている家族は
「痛いね〜もうすぐかな〜でも病院はまだって言ってるし・・。」と。
ご飯の途中で、1分間隔に近くなるタイミングが出てきて、赤ちゃんの頭をお尻に感じるように。
この時も私の場合、陣痛はずっと定期的ではなく、3〜1分の間隔でした。
自分では、もうお産が近いな、生まれるなと思ったので、急いで病院に電話。
「もう1分間隔のこともあり、頭でお尻を押されている感覚があるので、行きますね。」と言いましたが、
助産師さんは、「その感じだとまた帰ってもらうかもしれないですが、じゃあ来てください。」と。
病院に行くことを家族に伝えましたが、マイペースな家族。(笑)
父親は歯磨き、顔洗いをし始め、母はお産のためにとおにぎりを作り始め。
もう生まれるかも!と思う私は、急いで夫に車の準備と入院の荷物を運んでもらい、
いざ車へ移動・・・もう歩くのもいっぱいいっぱいで、途中で門の前の階段で1度倒れ込みました。

倒れ込んだところを夫が撮影。
子供がグレたら見せるとのこと。(笑)

車の中・・・車中出産

両親にも急いで車に乗ってもらい、病院へ。
父が運転、母が助手席、夫が後部座席、その隣で私が膝を床に突き、頭を座席に置いてる状況。
痛いし頭が出そうな感覚があるので、到底普通には座れません。
出発して5分も経たないうちに破水。
パシャっと綺麗に出てきて、その後頭が入り口に近い感じ。
「あ、頭でそう。」と私が言い、頭を旦那の膝に置き、足も座席の上に。
「え、頭出さないで、我慢して。」と家族一同が声を揃えて言うも、我慢の仕方もわからず。
「いや、もう頭出すわ。」と赤ちゃんの頭がニョキニョキっとパジャマの中に出現。(笑)
何か出てきた、と焦った夫が急いで病院に電話し、状況説明。
あまり信じてもらえてなさそうだったが、なんとか入り口で待っててもらえることに。
家族一同焦りだし、それ以上赤ちゃんの身体が出ないよう、頭を抑える夫。
「ヒーヒーフー」と母は言い、「いや、それ産む時やろ。」と私がツッコミ。(笑)
みんなで笑いながら、「産まない方法って教えてもらってない、どうしよう。」と。
ちょっとして、「あ、また少し出る〜。」と少しずつ肩、お腹、と出てきて、お尻で止まり。
「もうすぐ病院着くよ!病院見えたよ〜!」の声で気が緩み、お尻までポロッと出て。
車が停まった瞬間にお医者さん、助産師さんが駆けつけてくれ、青空に赤ちゃんを抱き上げ、
「うぎゃーうぎゃーーーー!!!!」元気な泣き声が聞こえました!!
両親も夫も赤ちゃんを見たい一心で車の外に出て、まさかの父が母にぶつかり、母の眼鏡が落ち・・・
最後まで茶番な家族でしたが、全員で産声を聞くことができました。(笑)
約15分〜20分の家から病院に向かう間の車中出産でした。

出産後

家族は青空の中で抱き上げられた娘を見たものの、私は四つん這いのまま、タンカーに。
ちゃんと娘を見ることができないまま、処置室に運ばれ、
綺麗に生んだね〜と言いながらも何箇所か縫われ、事情聴取。
「そんなギリギリまでよく一人で家で頑張ったね。」との声もありましたが
「急に陣痛きて、破水きて生まれたの?」との声もあり、電話で経過報告してたのにな、と思いました。(笑)
娘の身体のチェックなども終わり、ようやくご対面!
少しして家族も部屋に来て、みんなで笑いながら出産を振り返り、
無事でよかったな〜と可愛い娘に癒されました。

産まれた当日の写真。
すやすや眠っていて癒されます。

今思うこと

とにかく娘が無事でよかった。
これが一番です。
あの時は車中出産を家族全員で体験し、アドレナリンが出ていたので、笑っていました。
後から考えると、生まれて抱き上げてもらうのが、息ができるのが、
もう少し遅くて何か大ごとになっていたら・・・と心配になります。
二人目の出産はちゃんと病院で安心して産めるように、無理せず状況を伝えようと思います。
何度帰されても恥ずかしがらず、自分の感覚を大切にすることも大事ですね。

これから出産予定の方

出産は本当に10人10色です。
私のようなパターンでそのまま前駆陣痛で終わってしまう人もいると思います。
でも、陣痛の間隔が短くなっていたら、痛みが強まっていたら、お産が近づいているサインです。
夜中や朝方に病院に電話したときに
「うとうとできてますか?」と聞かれて「はい、うとうとできてます。」と答えたら
「うとうとできるくらいの痛みだとまだですね〜。」と言われました。
痛みの感じ方も、我慢強いかも、眠気に強いかも、人それぞれです。
痛さを電話で正確に測ることはできません。
何度も病院に行くのは大変、病院に迷惑をかけるかも、行くたびにお金かかるし、とも思いますが
それよりも何よりも赤ちゃんの無事が一番!
初産だと特に、どれくらい痛いのかも、どうなったら産まれてくるのかもわからないので、
気にせず状況の報告とどうすべきか、気にせず病院に連絡してください。

妊娠を考えている方

出産はすごく痛いと聞いて耐えられるか不安だという声もよく聞きます。
実際に陣痛も痛かったですし、産後も痛みがありました。
でも人によっては、うとうとできるくらいの痛さですし、
可愛い赤ちゃん、我が子を見ると、痛さなんて本当に忘れてしまいます。
人によってはそれよりも、妊娠中のつわりが辛かったり、産前が辛かったり。
また、産後の方が辛かったり、子育てが大変だったり。
本当に人それぞれ、10人10色です。
最近は和痛、無痛分娩も日本でも普及してきていますし、
出産の痛みは気にせず、赤ちゃんが欲しいか考えて見てくださいね!

最後に・・・

私の第一子の出産体験記、いかがでしたか?
個人的には、すごく思い出に残る車中出産でしたが、
二人目は無事に安心して産みたいな〜と思っています。(笑)
これから出産を予定されている皆様のお産が良いお産になりますように。
そして子育て中の方々は出産時のエピソードを思い出して
自分の子供も大きくなったな〜とほっこりしていただけると嬉しいです。
みなさまの明日が天気に、心が少しでも晴れやかになりますように☆



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