歴史で見る今(題名が思いつかなかった)


こんにちは。前記事の敷居の高さって意識の硬さっていうアナグラムになりますね。こんなことが思いつくのも人間です。面白い。

今日はそういう話ではないんですよね。世代ごとにどういった目的意識が働いているのかを考えてみました。(もちろん当てはまらない人もいます)

すべての日本人を二十代に若返らせてみましょう。不老不死は人類の夢ですからね…。(余談ですがITは不老不死の科学だと思っています。この話はまた)

80代の方が20代のころは1960年前後となります。戦後間もなく生まれて20代はちょうど高度経済成長期です。戦後のデフレの幼少期を経験し、とにかくインフレにしようと頑張っていた時代だと思います。これより上の世代からの圧力があったでしょう。今の若者と社会状況がかなり違います。今の20代が「根気がない」とこの世代から批判されるのは社会状況が違うからでしょう。またバブル景気を40代のころに経験していてかなり安泰だった時期だといえるでしょう。

次に70代ですね。20代の頃は50年前です。半世紀違うということはかなり違いますよね…。1970年ごろです。第二次ベビーブームとオイルショックの時期にかかります。子供の頃はなんかすごくいろんなものが出てきて楽しかったけど…結婚するようなタイミングでオイルショックが来て家計のために奔走していた時期でしょう。一方で子供時代結婚することが成長していくこととして見ていた時代でまた結婚することは奔走することと同義です。大変だったと思います。

60代。だんだん近づいてきましたね。それでも20代のころは40年前です。1980年代。これはかなりの変化の時代ですね。オイルショックのピークが1980年。そしてバブルがやってきます。土地の価格が跳ね上がりますね。結構ここで運命が別れた人が多そうです。そして改元。土地の価格が上がって経済的な階層ができたでしょう。生きるのが辛い人もいればすごく楽な人もいた感じです。

50代。20代のときは30年前です。1990年代ですね。そろそろパソコンが普及し始めます。バブルが弾けて大丈夫だと思ってた企業が倒産してしまいました。このごろサラリーマンしていた60代もしくは50代の人はこう思ったでしょう。平成怖い。貯金しよう。大体親子の間には30年ぐらいのタイムラグがあると思っているのですが、今の20代がお金の使いみちがないと嘆く背景にはこの世代の「お金を使う大人」を見てこなかったんじゃないかというのがあるのかもしれません。

40代が20代のときは2000年頃です。ITバブルが弾けました…。こちらも同じように就職氷河期のため保身するようになりました。うーんまだ低成長期だし…飛行機は突っ込むしなんか将来不安だからお金とっとこう…そして余計なことはしないようにしよう…。余計にお金は使わないですよね。うーんでもなんかパソコンは使っても良さそうだな。プロダクトキー入力せずにエクセルをコピーできる時代です。ゆとり教育もあるし楽できる方がいいよね。

30代。10年前です。この頃からインターネットは完全に社会基盤となってきましたね。法整備がされたのもこのころでしょう。環境問題が積極的に問題提起されたのもこのころでしょうか。もう少し前かもしれません。いじめもひどいよね…。なんかいろいろ気をつけないといけないのかー…。なんかゆとり終わっちゃったしなぁ…。

20代。現在の世代です。10年前から変わっているかと言われるとどうでしょう。皆さんはどうでしょう。ある程度の技術が揃ってきた感じはします。


現代に生きている20代が30年後どうなっているでしょうか。子供時代に海賊版が規制されておらず、またパソコンからスマホへの移行期でもあります。さまざな部分で同期できる。広告料という実質無料のコンテンツが溢れてます。クリエイター老害になりそうなのが今の20代の世代でしょう。また、そろそろ著作権を含めた人権、物権が見直されていくでしょう。

こうしてみてみるとそれぞれの世代がそれぞれの世代なりの社会背景を元にして今の若者にアドバイスしていることがわかりますね。でも親子関係を見るだけでも30年離れているのに社会状況が把握できてるのか…少し疑問です。

あともうひとつ気付いたことがあります。知識は更新しないと行けないということですね。勉強はいつでも必要になります。

下の世代に無用なストレスをかけないでほしいというのがこのコラムの大体の意見ではありますが、その世代にはそれなりの経験があります。若者が「今はこうだぞ!」と全世代に示さないことには、若者が国政を動かすことができないのです。

いま子供時代を迎えているこの下の世代にどうやって生きてもらおうかもう一度考え直したいところです。

(余談)これからは「人」にお金を払う時代です。どれぐらいのスピードで進むかはわかりませんがUSBやスマホ、SNSなどにおいてもそろそろ市場が飽和しそうですね。ビックデータなども共有されていくでしょうから、情報に人が追いつけなくなったとき、残るのは「人」の魅力だと思います。どうやって魅力のある「人」を育てるのか難しいところ…。


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