日常で使う挨拶について考えてみる

まず、挨拶ってなんですか?何を想像しますか?

「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「おやすみ」
「ありがとう」「ごめんなさい」「すみません」
「いただきます」「ごちそうさま」

などさまざまな挨拶があると思います。今日は特にコミュニケーションで特に大切だと思われる相槌などに考えをはせてみましょう。徒然なるままに。

例えば「お疲れ様でした」「ご苦労様でした」の使い分けは大事だという記事をたまにちらほら見かけます。特に社会人にとっては。で、その説明の途中で教える側の人が間違えたりもしています。

また、社会人のメールでも「了解しました」「承知しました」「了解致しました」「承知いたしました」などさまざまな使い分けがあり、その使い分けに乗っ取る必要があると考えている方も多いかもしれません。

また、業種によって時間帯に限らず挨拶が「おはようございます」「こんにちは」であったりするのも見かけます。

日本語はもともと言葉の使い分けの多い言語ですから、いろいろな使用例があるのでしょう。例えば、文章を書くときに「拝啓~(時候の挨拶)」とかくものもあれば「~かしこ」「草々」で終わったりするものもあります。

しかし、今の時代、もちろん目上の人に敬意を払うのは大事ではありますが、価値観が徐々に変わりつつあり、学歴・年齢・性別を問わずグループができてきているような気がします。

そういったときにどういった挨拶をすればいいのか?

少し話がずれますが、人に対しての尊敬ってなんだろうというところから入りましょう。
まず何も関係なく人として尊敬してコミュニケーションを取るべきだと思っています。小学生でも、100点を取ればすごいし、大人がハッと気付かされるようなことを言う子どもさんもいらっしゃいます。反対に本当に大先生でいろんなことを知っていて優しく教えてくださる方もいます。こう考えてみると本当に老若男女問わず人と尊敬することは大切なのではないでしょうか。

ただ、その人を褒めることや尊敬し、尊重することが大事なのだなと改めて感じさせられます。

そのなかでどういった挨拶やコミュニケーションを取るのがベターなのか?

第一に、挨拶はできるだけする。
挨拶しても返してくれない人はその中にたくさんいます。
でもそのおかげで挨拶をいつもしているあなたは目立つことができます。
挨拶するのは「当たり前」であってもその「当たり前」を続けるのは難しいからこそやったほうがいいですよね。

第二に、挨拶には感謝も含まれている。
特に「いただきます」「ごちそうさま」はもちろん「ありがとう」「感謝します」などいろいろな感謝を伝える場として挨拶があります。ここでも「当たり前」が出てきます。「当たり前」にやってくれていることに感謝するのは難しいのです。でもよく考えたら当たり前じゃないよね?って気づくこともあるかもしれません。

第三は注意点です。例えば、「ありがとう」「ごめんなさい」「すみません」を混同している方がいらっしゃいます。私も「ありがとうございます、すみません」と返答してしまう時があるので注意が必要だと思うのですが、よく考えてみてください。

「ありがとう」=【感謝】
「ごめんなさい」「すみません」=【謝罪】

です。

例えば、荷物を持ってもらったとします。そこで、「ありがとう」といえば感謝を伝えていることになりますが、「すみません」ということは私が罪を感じてしまって申し訳ないというような解釈になってしまうのです。そしてそれを相手に伝えてしまうと相手は私が罪を感じさせてしまった(申し訳無さを感じさせてしまった)ことになります。

少し大げさかもしれませんが、このような間違った日本語の使い方は避けるべきでしょう。

日本では謙遜が美徳とされていますが、行き過ぎると卑屈になります。いろいろな年齢・学歴・性別・性格の枠が取り払われてきている日本では必要のない挨拶も出てくるのかもしれません。

いずれにしろ素直に「ありがとう」と感謝を伝え間違いを犯したときは「ごめんなさい」といえる社会がいいのではないでしょうか。


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