IT下請け会社の社長の戯言1

どうも小さなIT下請け会社の経営者です。
エンドユーザーから直接契約を貰うことはあっても、殆どは下請け仕事です。
これについて不満はありません。下請けには下請けの良さがある。

IT業界でこれから働こうとしている人に向けて、少し我々の業界の実態を綴りたいと思います。今回は会社間の契約形態について語ります。

ウチはIT業界の中でもITインフラ(ネットワークやサーバ)を専門としています。また、請負契約で受注しているってのも特徴です。請負契約ってのは完成責任がある。完成させないと会社間でお金を支払って貰えない。だから、必死に終わらせます。

我々の界隈では人材派遣や準委任契約(SES契約)で受注している会社が多い。人材派遣や準委任契約ってのは完成責任が無い契約です。ココが請負契約との大きな違い。完成させなくても会社間でお金が支払われます。個人的には不思議なポイントなんですよね。

こうやって見ると完成責任が無い契約の方が楽ですよね。(と言ってもお客さんから怒られはします
じゃあ人材派遣や準委任契約の納品物ってなんだ?となるわけです。この場合の納品物は働いた時間なんです。例えば今月160時間働いたから、それが納品物なんです。タイムカードだったり、稼働時間の集計表が納品物です。

あと契約期間が3ヶ月ってのが多く、その間はよほどのことが無い限り安泰です。また継続して契約してくれることも多いので、経営サイドから見ると安定した売り上げが期待できる。

それから人材派遣や準委任契約ってのは客先常駐ってのが多い。これは自社に出勤するのではなく、客先に常駐して仕事するってことです。
コロナ過、アフターコロナにおいてはリモートワークも市民権を得てるので、客先常駐する日数は減っていますね。でも業務内容によっては客先常駐が必須だったりします。(甘くはない

今回は以上です。また戯言が綴りたくなったら、書きますね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?