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#111アート 花房太一/有賀慎吾/武内竜一【第2章】発端・登壇者の「父母のやりとり連載」・登壇現地入り

【第2章】では、時系列的に沿って#111アート を解説していきます。(時系列というものはつまらないですね.時系列って嘘なんじゃないですか??)

【#111アート 発端】

花房太一と武内竜一との出会いです。有賀慎吾とは武蔵野美術大学油絵学科'09卒同期、永畑智大は同大学'10年彫刻学科卒となりますのでこの二人とは同じアートトモダチです。酔っ払ったトモちゃんにチョコレートを塗る遊びが一番のお気に入りかな。

[公の時代祭]とは、あいちトリエンナーレ一連の[「表現の不自由」展問題]及び「トリエンナーレ補助金不交付問題」に結果的に呼応した形で出された「「公の時代」卯城 竜太(Chim↑Pom),松田修/朝日出版社,2019年9月20日初版第1刷発行」の出版イベント(2019年11月10日@歌舞伎町公園)です。

イベント参加アーティストは以下(イベント情報サイトPeatixより)

【参加アーティスト:会田誠 、Chim↑Pom(エリイ、 卯城竜太、林靖高、岡田将孝、稲岡求)、小泉明郎、キュンチョメ、加藤翼、松田修、
じゃぽにか、秋山佑太、トモトシ、macominami、@pubgenen、
and スペシャルゲスト!!!】

ということで上記参加アーティストの中に、あいちトリエンナーレに参加していたアーティストが幾人も並びます。これはあいちトリエンナーレ最終日、「表現の不自由展」抽選に、1日にわずか2回しかない最終抽選に高倍率故2回共落選し、寒々しい雨のなか、会場外に取材に来たNHKのカメラで号泣インタビューをかましてしまった私たち親子(娘と二人)にとっては一大事なのです。

それはそうと

出版イベントいうことで じゃぽにか が参加している。

前日に#111アート で[動画3/3]に出演した さらちゃん (シンガーソングライターの さらさ) が、確かLINEをくれた。

「(公の時代祭告知ビジュアル付きで)明日コレ、行きますか?」

と。

「行くよ〜 何時になるか分からないけど〜」

と答え、ほぼ(?)Twitter上かinstaのストーリーくらいでしか告知を見かけなかったこのイベントに、21歳の女の子が関心を示していることに感心した。

私は自分の母親に7歳の娘を預ける約束をし、(連れて行かれそうなイベントではないなと思い)、翌朝ダラダラと準備をし、あ〜〜そろそろ行かないとなあ〜 でもあんまり張り切って行くのもチョットなあ〜 と思い過ごしていたら既にお昼近くになっていて、何気なくinstaをチェックすると、

「!!!!!!」

ゆうこりん(kotteの保育士の受講生)が じゃぽにか や 会田さん を撮影している。

驚きを隠せない。

ゆうこりんはkotteの受講生とは言え、完全にアート能動体勢でキまっている。既に会場に現地入りしているではないか。【この「アート能動体勢でキまる」現象をのちに竜さんが、「後藤から守破離を経ないと受講生はなんちゃら」ていう現象ですね。だからすごく安心したんです】

数日前の授業で、この「公の時代」の書籍が出た事と、出版イベントがある旨は話しておいた。

ゆうこりんは考えている。

「へーーーーーーー」

ていつも言いながら、帰宅してから、アートの必然性について常日頃考えている。

とにかくゆうこりんが現地入りしている!!!

急いで向かわなければ!(まだ本も買っていないのに!)しかもゆうこりんは非常に楽しんでいる!アートを完全に欲している!やばい!じゃぽにかのパフォーマンスに間に合わないかもしれない!(パフォーマンスではなく露天販売風という形式でした)

乗り遅れてしまうという焦りと危機感でオロオロし、新宿駅界隈書店で当イベントの入場券替わりでもある書籍の事前購入という一大任務が果たせるかという焦りで、向かう車両の中さらちゃんに、「さらちゃんは本買えた?」とか「あ〜買えたんだヨカッタね相模大野の本屋はイケてるね!」などと自分はまだ所持していないのに悠長なフリ、心配を掛けてはいけないという態度でオロオロしながら新宿駅へ着いてしまい、さすがに新宿駅で買えないわけがないと新宿のスポーツショップで数年働いていたからって新宿を熟知していると勘違いして間違えてミニミニサイズのビレッジバンガードに突入してしまい本が無く走って色んなビルに入っては出ての繰り返し大型書店は絶対にあるはずなのに東口へ出なきゃいけないという焦りでイッパイになってしまい東口しか探せず書店が皆無で既に走り過ぎて疲れていて奥の奥の手である現地で相当楽しそうにしているゆうこりんに直接「現地に本は売っているか」と質問し「現地で買えますよ〜」との返事安堵してダッシュで懐かしの西武新宿線への一本道を駆け抜ける。

そこで歌舞伎町公園のじゃぽにかポジションで出会ったのが武内竜一と花房太一だったってだけで、「公の時代」を例にとると当記事【第1章】や【序章】及び #111アート 自体もポリコレや「公」という概念でも接続できるというわけです。

そこで今回の、重要コンテンツをひとつ。

[「父母のやりとり」執筆:花房太一,有賀慎吾,さーくん,武内竜一,後藤てるみ](現在につづく)

アートを一つの概念で括りつけるのは、もちろん、アートの危機でもある。皆、前衛としながらもその既存のシステムやかつての理想と接続しようと夢を見ているように見える。アートは本質的には形而上的な見え方や姿をしているはずで、形式に捉われないのはもちろん、前衛として自分がやってきていること、即ち自分が関わってきている共同体や文脈がどういう図らいによって構造化されているのかをよく再考する必要がある。「父母のやりとり」とはその認識自体である。

これはイベントでありイベントではない。

そういいながらも、この文庫本のような父母連載は始まっているのだが、おそらく「形式」というひとつのアート概念という側面だけではなく、「バックグラウンド」という側面が、芸術にとって、アートにとって、すなわち公において最重要課題だということを言いたい。

どういう事かと説明をすると、現時点で、まず「父母のやりとり」をなぜ設定したのか(以下)

[「父母のやりとり」動機]

1. 作家のルーツにより作品の見え方[必然性,急務性]が変わる

2. ルーツは自己形成そのものであることから、ルーツを考慮せずに作品を見ても勿論楽しめるのだが、より混みいった作品の関わり合い方として、芸術において作家の「表現」へ向かう動機の多くに、上記  1  が当て嵌まるケースが往々にしてあることを挙げたい。だから 1  の可能性を思慮しないと、産出された作品への読解が表面的になり、疎かになる。それを防ぐ

3. 家族を「父母」と言う形式で用い、古今東西あらゆる家族の形式があることを理解している上で敢えてこの形式を用いる(私には「父」は居ない)

4. 「父母」という概念を A.遺伝学的な見方をするか B.人類の家族形式的・制度的な見方をするか C.昨今でいうアートリテラシー的な見方をするか  で、当「父母のやりとり連載」の捉え方が読者にとって大きく異なるという観点

島国日本に在住している身にとって、海を隔てた、地理的に大きく感覚として異なる海外の情勢に目を向けることは何となくお節介で余裕のあるような気持ちになる。(私見)

グローバリズムの傍ら、私たち(私)にとっては身近な問題があるということを言いたい。(以下)

[日本における身近な問題について]

1. 身近な人が心療内科へ通い出したり、服薬により精気を失う様子を目の当たりにする

2. 発達障害という概念の出現と流布により、これまでになかった自己への覚醒と認知がおこなわれる。すなわち「自己」というプライベートな性質に対し「社会」という、対極をなす「公」が介在・侵入をする。学校生活・仕事・家庭生活など、日常的に「公が自己へ侵略」し、薬の処方という「対処」により、ひいては「自己変更への義務」を公が求める。

3. 自己肯定感の欠如はSNS諸問題以降スタンダードである

4. ワンオペ育児など「公語」の出現により、子育ての覚悟やリアリティーを追随することが困難になる。しかしこれは私自身、娘が7歳になったから言えることでもある。当時は我武者羅で、授乳してはおっぱいが石のように固くなり焦り搾乳テクニックは絶対にないので上手く行かず保育園に入れるため粉ミルクの必然もあり飲ませようとするが飲まないし、授乳の幸せも捨てきれない。大体「母体心境」の変化も著しく「父体(ちちたい)」には変革期が訪れていない。事実、生物学的には諦めるしかないのにも関わらず、「父体(ちちたい)」には変化がどうしてもないのか!と罵倒し、諦めきれない。体を要求されると更にムカつく。子どもの顔を見ているだけで癒される日常。しかし一向に、子が誕生したのにも関わらず変化が訪れない「父体(ちちたい)」が、「父体(ちちたい)」という人格を持ったフリをして家族のために社会と格闘したのちに、夜に帰ってくる。(もしかしたら「父体(ちちたい)」はこの世の物理的な現象で子育てという変革期を迎えるのではなく、哲学的な非物理的な変革により「子育て」という過渡期を迎えているのかも知れない。そうなると母はより物理的な子育てであるのに対し、父は非物理的な子育てであると言えるかも知れない。しかしそれは古い考え方で、昨今の父の子育ての関わり合い方は千差万別であるので、これに準じない。かも知れない。) 10ヶ月を過ぎても寝返りを打とうとしない娘の、発達という子どもの成長の部分部分を心配していた。これは書き出したらキリがないですね。どんどん思い出して来ました。私もワンオペとか言ってみてママコロニーを生成したくもなって来ました。当時は配偶者にそれを同じように求めていたということです。(だから現在は母子家庭...)喉元過ぎれば熱さを忘れる。反省。

5. 前記事の通り、ビックデータではない「リミテッドデータ」への過信......

あれ、何だか 4 の印象が個人的に強くなって来たので.....

鬱や自殺率とは社会の二次的な呼応に過ぎなくて、本来的に「父母のやりとり」ということですか.......

まあ..説明してもつまらないし..

って、

気のせいかも知れませんけど♪

★★ちなみに「父母のやりとり」執筆者の一人、さーくんについてはこちら★★

あともう一枚載せておきますね。

さあ、インスタグラムで #111アート の告知を「父母のやりとり」と告知画像と共に載せて行きましたが、ついに2020年1月11日の当日を迎えていた。

「父母のやりとり」で2ヶ月間、私が仲介をしながら彼らの渾身の一作をただただ「回す」しつこく「告知する」。

当日直前にグループチャットが築かれ、「やりやすく」なる。

しかし不安が払拭されない。(全員)

竜さんは仕事が忙しくて寝ていない。

ぷさちゃんはなんだかんだで2日前にチャット会議を開いてくれる。

「父母のやりとり」は素晴らしい出来だ。

竜さんの最後の “やりとり” を、あるしん、ぷさちゃん、私、絶賛。(レジュメ参考)

私は「父母のやりとり」と#111アート コンセプトや「アートの段階」や「泣いた絵」という二つのコンテンツを盛り込んだ当日の為のレジュメ作成が大興奮期に達し、プリンターと格闘していたら真夜中になってしまった。いかんいかん。明日は夜通し#共同彫刻 を遂行しなければならない。寝るぞ! 真っ暗な部屋、24時過ぎに布団に潜る。

すぐに

「ピロン」

「ピロン」

「ピロン」

「ピロン」

「ピロン」

......

(もうイヤ!絶対に誰かが明日のことで何か言ってる..!もう対応出来ない!zzzzzzzzz)

ぱち

と4時に目が醒めてしまう。

外はもちろん真っ暗だし、寝た感じが全然しないし、さっきのピロンが気になる。

...

あるしんと竜さん.....

竜さんやさしい...(ハート)

ぷさちゃん寝てたか...

まあ

...

また...

レジュメ...   さいきん毎日レジュメ....

プリンター....

コピー用紙......

インク.....

ブラック.....

あ.. イエロー.....

印刷スピード......

きれいに印刷....

だめ...

まにあわない.....

印刷品質4

3

2

あ、ぜんぜんイケるじゃん..

せめて登壇者のポートレートくらいは.........

あ...

もうじかん.....

お弁当....

娘の土曜日学童...

朝ごはん.....

土曜日朝は2食分.....

お弁当二人分......

プリンター.....

プリンター.....

お弁当....

つめつめ.....

プリンター...........

と1月11日のイベント前は、あるしんのパフォーマンスのお世話がかりだったようこちゃんにレジュメを香川校でプリントしてもらいながら、午前は通常授業があり、10時にちゃんと黄色いおじさんが到着。茅ヶ崎駅から鶴が台団地行きまでバスで来たらしい。みんなはどんな風に(アーティストが介在した室内を)思っただろう、と少し気になり、あるしんはパフォーマンスの準備で庭とか物色中。モミの木を剪定バサミで整え始めた。竜さん、ぷさちゃんもこの後到着し、私は来客前に心配になって多動になる癖があります。他の登壇者たちは落ち着いて準備を始めていました。

開場の12:00になると続々と集まり始め、受付をしながら来場者の顔ぶれを確認。kotte受講生や家族他、

・福島淑子(アーティスト) ・すいきゅー(the_bushmeats) ・茅ヶ崎市内保育関係者 ・斎藤有吾(CANCER) ・阿部章仁(写真家) ・登壇者友人知人 (敬称略,先頭2人は私へのダイレクトメッセージ順. アレ?マリリン、来るって言ってなかった??気のせいだったかなぁ〜〜〜〜〜...)

でした。遠くからお越しいただき、ありがとうございました。湘南へお引越しください。

[翌朝の斎藤有吾(CANCERメンバー)可愛い三つ編みだね❤️]

そうして私ひとりそわそわしてる間に、頼り甲斐のある花房くんが映像のセッティングやネット環境やら全てを調整してくれた後、13:00に予定通り始まりました。

[「hanapusa TV」にて授業動画1/3]

次回【第3章】につづく。

(2020.1.22,現代美術研究所にて,これからまたまた月歩ちゃんが授業に来る前に,今から世界堂へ入学特典セットを2人分買いに行って来ます☆ヒロセと月歩ちゃんの分だよ☆☆)