都市間競走への勝ち方いや価値方か

移動や転居が気軽にできる今の時代、都市間競争がアピール合戦の様相を呈しています。そのような中で、河内長野市が財政難を理由に攻めもせず、遠い未来の高速道路を夢みているだけでは、足下では観光客も若者も他市に奪われ、人口も税収もさらに減少してしまう状況ではないでしょうか。

弱肉強食、アピール合戦の時代だからこそ、中途半端な対応は損します。他市との横並びを避け、差別化した施策を選んでいかないと結局は選ばれません。そう、鬼とは言いませんが、何かを選ばないと誰からも選ばれません。

では、河内長野市は何を選ぶのか。差別化とは何か。それはつまり「投資」なくして「税収」なし、「リスク」なくして「成長」なしです。役所の役割でいえば、市道や下水道の延伸、工業用地の造成、農林業の人材育成、コミュニティビジネスの促進、インバウンドの発信、特色のある教育や保育の充実などの施策の中から、未来の成長につながる「タネ」を何か一つでいいから選んで、そのタネを信じ大胆に官民の資金を投資しなければなりません。

ただし、投資をする・させる前に、既存事業の廃止やリストラ、痛みを伴う施策の再構築が必須であることはいうまでもありません。やめる・身を切る勇気がなければ、所詮は中途半端の域を出ないものです。

これは行政だけでなく、市内の企業、事業者にも、未来への「攻め」の投資をお願いしなければなりません。例えば、某菓子メーカーさんは近隣市に工場を新設され移転されました。年間の売上高が3億円の会社が総工費1億円の勝負に出られた。事業者の皆さんには、できることなら河内長野市内で何らか成長への投資を期待しています。

また、市民の皆さんの中には、子育て中の方、介護をされている方、障がいのある方、ビジネスで失敗された方、仕事をリタイアされた方、就職活動に頑張っている若者、市外へ通勤されている方など。企業経営者に限らず様々な方がおられます。そして、皆さん有為な知識や経験をお持ちです。もちろん、成功や幸せに対する考え方は違えども、生きている限りどんな方にも未来を目指す権利と義務があります。つまり、これを読んでいるあなた自身に、未来への投資の気持ちがあるかどうかということです。

河内長野市は、あなたやあなたの家族・友人が生きがいを感じながら、仕事や家事やビジネスやボランティアや芸術やスポーツなど何かに打ち込める、そんな活躍が溢れるまちだと思います。そして、あなたの活躍による所得や消費の拡大、活動の活発化を成長のタネとして、市全体の活力アップにつなげていくことができます。

つまり、あなたの多様なリスク、投資を地域が応援することで、地域全体の成長や発展につなげたいということです。このサイクルを回すには、例えば地域の金融機関との協働で、より多くの方に事業資金を融資する新たな仕組みが必要です。そして、残念ながら、これまで事業者を支えてきた既存の保証制度や商工事業をスクラップする必要があります。しかし、一方で多様な分野でアイデアを形にしていく伴走型の融資制度を創設し、金融機関にも地域に対して本気になっていただく。これは、かつてのマネーの虎ならぬ、チャレンジの虎です。

では、最後に、いつやるのか。河内長野市も、職員も、企業も、一市民のあなたも、明日からではなく今やるかどうか。決して急かすわけではありませんが、リスクに対して慎重さを持ちつつ、何事もやれることは今ここから始めなければ、いつまでたっても煮えきらない、始まらないものです。

よって、今ここから未来への挑戦を始めましょう。そして、その一歩が河内長野市の「未来」へとつながるはずです。だから私も、そういう方々と共に、力強く、前へ前へと進んで行く。そう決意しているつもりですけど、どうでしょうかね…。