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だから、写真を撮ろう

先日、成人式の出張撮影のご依頼を頂き撮影をしてきました。だいぶ大人数での撮影でてんやわんやする中、自分が二十歳の頃のことを少し回想したりして、写真を撮る意味を上塗りする時間になりました。

撮影した中でもお気に入りの1枚。

撮影した僕自身、成人式の記念写真を持っていなくて、こうして友人や家族との写真があることが少し羨ましかったりします。僕の生い立ちがあまり良いものでなく、幼少期の写真が少しあるくらいで中学、高校、20代前半の写真はほとんど無い。0です。

僕自身の写真が無いのは仕方ないとは思うけれど、一つ後悔があるとすれば周りの人の写真が無いということです。特におばあちゃん。僕はおばあちゃんに育てられたのですが一緒に暮らしている当時は写真を撮ったことがありませんでした。だって写真やカメラに全く興味がなかったから。本当に「今を生きている」という感じで未来から見た過去のことなんて1mmも考えていませんでした。

故郷の伊東の海。

当時はフィルムカメラしかなかったとか色々言い訳はあるけど、自分のことしか考えてなかったのだろうと思ったり、変わらない日々も変わっていき、いつか無くなってしまうということに鈍感すぎたことを後悔したりします。夜寝る前とかにどうしても思い出せなくて悲しくなったりすることも。

そういえば成人式ここでやったんだった。観光会館。

なんてことない写真でも、それがあるとないとでは大違いで、誰かのためになったり自分を救ってくれたりします。だから、何か心が動いた時は写真を撮ったほうが良いのです。あと、なんとなく喋っている動画も撮った方が良い。表情の変化や仕草、声色、いつかぜんぶ消えてなくなります。大事な人との会話は残しておくべきです。

気になる人がいるかもしれないのですが、スナップのカメラはNikon D200です。

僕は、もう後悔したくないから写真を毎日撮っているのだと思います。ポートレイトもいつかその人の背中を押してあげられるように、そんな想いを持って撮っています。写真は写真でしかないのだけど、人の心を動かすということは行動にも現れると思います。ということで、そんな話しを動画で喋ってみました。よかったらご覧ください。


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