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蜷川 幸雄『演劇ほど面白いものはない 非日常の世界へ』(PHP研究所、2012年)を読みました。

アングラから始まり商業演劇に転向し世界的に認められた蜷川さんが率直に語る自伝的インタビュー録。自分を追い込んで創作するエピソードには日本的なものを感じますが創造の方法論として面白いと思いました。

本書より…

稽古中に、目の前を虫が飛ぶんです。幻覚ですが、そうやって自分を追い込んで、何かを創ろうとしていた。そんなふうに自分を追いつめていくと、たしかに頭やイメージが動き出しますが、体を痛め続けているから、胃潰瘍とか、体はズタズタになります。

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