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ハーバード・ビジネス・レビュー編集部『ハーバード・ビジネス・レビュー リーダーシップ論文ベスト10 リーダーシップの教科書』(ダイヤモンド社、2018年)を読みました。

ハーバード・ビジネス・レビューに掲載されたリーダーシップに関する重要論説を集めたものです。いかにアメリカ社会がリーダーシップに執着し、それをマネジメントの枠組みで理解しようとしてきたか、その苦闘の歴史を俯瞰できる一冊となっています。ワイクの取り扱いひとつをみてもそうですね。リーダーシップという概念は深遠だと思います。

本書より…

ワイクは、状況認識のプロセスを「地図づくり」に例えている。地図に盛り込まれる情報は、何に注目するか、どのような要素を重視するか、描き出そうとする状況の特徴は何かによって違ってくる。描かれる地図の性格は、このような選択によって変わってしまうため、完璧な地図というものは存在しえない。したがって、状況認識は分析活動というよりも、むしろ創造活動といえる。

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