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森岡 毅『苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」』(ダイヤモンド社、2019年)を読みました。

元USJの森岡氏がお嬢さんに向けて書いたキャリア論。日本にまだまだ足りないのがリーダーシップ教育だと感じました。アメリカ時代に血尿が出るほど追い込まれながらP&G HQで成果を出したエピソードは開拓者として立派だと思いましたが誰にでもできることではないですね。(アメリカでも陰湿な嫌がらせがあるのですね。)


本書より…

わかりやすく言うと、資本主義社会とは、サラリーマンを働かせて、資本家が儲ける構造のことだと言える。
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資本主義とは、無知であることと、愚かであることに、罰金を科す社会のことである。
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よく考えれば、日本の教育システムも、大量の優秀なサラリーマン(労働者)を生産するように作られている。
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人はどういうときに最も苦しいのか?
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人が最も苦しいのは、自己評価が極端に低くなっているとき。
自分自身で自分の存在価値を疑う状況に追い込まれたときだ。

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