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フジコ・ヘミングのピアノコンサートを鑑賞した

12月7日、フジコ・ヘミングのピアノコンサートを鑑賞した。きっかけは母親からの誘いだ。ちょうどこの頃、僕自身、軽いノリでピアノを始めていた。そう考えると、絶好のタイミングだったと思う。

会場は東京オペラシティだ。観客は40代以降の人が多かった。
座席は前から8列目ぐらいの良い席。だが、フジコヘミングの手元がよく見える2階の座席も良いなぁと思った。

僕はピアノについて知識があるわけではない。だが、それでもフジコヘミングのピアノ演奏は凄かった。

特に「トルコ行進曲」と「ラ・カンパネラ」の出だしの、空気の流れの変化が印象に残っている。圧巻すぎて、観客全員が見惚れてしまっているのだ。

母いわく、「フジコヘミングの演奏は、他のピアニストとは感情表現のレベルが違う」とのこと。僕もそう思う。ピアノ初心者の僕でも分かるレベルのミスタッチもある。だが、それ以上に、フジコヘミングの感情表現が印象的すぎた。

ちなみに、フジコヘミングは現在89歳とのこと。僕は21歳なので、クアドラプルスコアの年齢差だ。

僕の人生の長さの何倍もピアノを弾き続けているのだから、そりゃあ演奏がすごいことになるに決まってる。本当に、体の一部みたいにピアノを演奏してしまうのだ。

ピアノコンサートを見ていると、「自分もこれぐらい自由に弾けるようになりたいなぁ」と思ってしまう。それに加えて、クラシックについても一定の理解が必要だと感じた。

特に欧州では、音楽史がビジネスマンのトークテーマになることもあるらしい。世界に旅立つ前に、クラシックの教養を身につける。今日はそのきっかけになった気がする。

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