邪魔されないだけの軸を持とう

瞑想など見えない世界において、邪魔をしてくる存在が出てきた時は否定するのではなく、単に受け止めるエポケーが大切でした。

ただ、富や権力を与えるという囁きが聞こえたということだけなのです。

確かにイエスキリストやブッダはそのような存在と話をして論破をしていますが、それは聖人だからできることであって、簡単なことではありません。
悪魔は口がうまいですからね。

とはいえ、そのようなことが起こることは誰にもありますから、1つ訓練しておくことが大切です。

富、名声、力、この世の全てを手に入れることができたらあなたは何を望みますか、ということを考えておくことが大事です。

悪魔の誘惑というのは第一印象としては突然やってきた宝のようなものです。
一見とても良いお話ですから、日頃から軸を持っておくことが大切です。

例えば稲盛和夫さまがKDDIを創業する時に考えていたことがありました。
電話料金を安くするためにという動機は、綺麗事ではないのだろうか、単純に儲けたいだけではないだろうか、そんなことを半年間自分に問い続けました。
その結果、これは私利私欲ではなくて、綺麗事でもなくて、多くの人のためにやるのだという気持ちを確信し、創業を決断したのでした。

これほどの人ですから、お金儲けのためのオファーもいっぱいあったことでしょう。
しかし、日頃からの軸をしっかり持って決断したからこそ、結果が伴ったのではないでしょうか。

皆さまにも何か誘惑がある時は、富や権力を持っていた時に自分だったら何をするかということを考えておきましょう。

見えない世界について学ぶことで、色々なことを思い浮かぶようになりますが、このような誘惑もたくさん受けてしまいます。
見えない世界に対する力が悪いわけではなく、そういう誘いには反応せずに対処するという訓練も必要です。
このように体系的に学ぶことが大切ですから、しっかり学んで行こうと思われる方は是非一緒に頑張りましょう。

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