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ポルターガイストって何者

妖怪は、元々は辺境の地に住んでいたわけですが、時代が進むにつれて、座敷童子などのように村や家に住むようになりました。

納戸を開け閉めする納戸婆あ、火鉢に住むアクボウズ、女性の姿をしたろくろ首など色々な妖怪が人の領域に踏み入れています。
多くが住み着いて化け物屋敷になってしまった家も少なくありませんが、基本は変なものが見えるくらいですむでしょう。

ただし、幻覚というものを超えているものがポルターガイストと言える状況です。
江戸時代、松平家の家臣に本田玄覚さまの周りで怪奇現象が続いたのです。
居間の天井から米が降ってくるのです。

福の神でもいるのかと喜んでいたら、蔵にあったはずの米が消えているのです。
その後は玄米や陶器が降ってくるようになりましたが、蔵から降ってきたものが消えているのです。
蔵が空になってしまいましたから、そうしたら家の道具が踊っているように動き出すのです。
迷惑な話ですね。

他にも江戸近郊の村で下女を手ごめにしたところ、家中の道具が飛んだり転倒したりと怪奇現象が続くなど起こったため雇うのをやめたらおさまったとか、そういう話もあります。
若い人は霊能力が強いというケースがありますからね。

結局の対処というのは相手を諦めさせること、化け物屋敷をあえて買った三善清行さまがいました。

さっそく化け物が沢山出てきました。小さな武者が駆け回ったり、牙のある女が出てきたり。
しかし、彼は全く動じもせず、翁の姿をしたものがこの家に住みたいと交渉してきたものの妖怪たちを追い出してしまいました。

恐れの対象である妖怪たちもこのように対処できていたわけです。
精神面を強くする瞑想だったり、結界だったり、はたまた戦うための諸術だったりと、見えないものに対処するには色々なことを知っていく必要があります。
そのようなことに興味のある人はぜひ一緒に頑張りましょう。


これからも良い記事を書いていきます。