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呪詛祓いと病人祈祷

今まで、いざなぎ流の呪詛を祓う取り分けの儀式を長々とお話ししてきました。

実はこの取り分けの儀式に式王子の儀式をもっと入れると病人祈祷になります。

弱めの儀式でもダメなときは、様々な式王子を駆使していくのです。

元々、病気になるのは魔性の存在が人間の体に入るからだと考えられてきたので、咒などで追い出すのですが、それでも効果のない強いものの場合があります。

宗教などの見えない世界は根っこでは同じだったりしますから、式王子の使役も、修験道の護法童子の使役も似た儀式をしています。

ただし、問題は式王子は強すぎるのです。

入ってきた魔性のものだけでなく、患者や術者さえも負担がかかり、周囲に様々な影響を及ぼしてしまうのです。

そのため、長い時間に渡って式王子を使うことはできません。

また、結界も重要です。せっかく病魔を追い出したのに、また戻ってしまったり術者に復讐をしてくることもありますからね。

病人を助けるという目的だけみても、浄化だけでなく、強いものを呼び出して使役したり、防御のための結界を張ったりと様々なタスクがあります。
見えない力を現実面で活かすということは、様々なことを組み合わせなければなりません。
幅広い技術習得をしていきたい方は長い道のりですが、ぜひご一緒しましょう。


これからも良い記事を書いていきます。