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式神はどの神か

式神は上級レベルに達するとその名の通り神様を使役するということです。

しかしながら、具体的にどの神様なのかというところが皆さまの気になる部分だと思います。

基本的に秘密技にしている部分も多く、口伝によって伝えられる部分が多かったために資料の内容もバラバラで困惑につながっていましたね。

元々中国からの技術が伝わってきたと言う経緯もあり、呪禁道や道術などが使われていました。

そこから、日本でも技術が向上し、奈良時代に修験道の分野でも高名だった役小角さまが神を使役しました。

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この神様こそ、鬼神である前鬼と後鬼のことです。

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後に修験道も密教の影響を受けてきますから、また変化が起こります。

密教ということで、不動明王に近い存在が出てきます。
護法童子を式神として使役するようになってきたわけです。

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しかし、護法童子は不動明王の力の象徴ですから、厳密には神様ではありませんから、これもこれも式神とは違う存在です。たしかに式神のように使って様々な技を行います。

レベルによって神様が使えずに霊や鬼を使ったこともありますが、このように宗教の相互影響によって、使役する神様が変わっていったという経緯もありました。

このように神様かどうかというのもありますが、様々なものを使役することで、色々な技に至るわけです。
ひとつのものを知れば何でもできるというものでもなく、幅広く扱えるようになることで、適切な対処が可能になります。
皆さまも見えない世界に関心がお有りでしたら、ぜひ一緒に学びましょう。


これからも良い記事を書いていきます。