御祓(おはらい)の神さま
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神社に行って御祓(おはらい)を受けることがあると思います。
御祓は、罪やケガレ、災厄などの不浄を心身から取り除くための神事・呪術として、神社などで行われています。
今回は、この御祓について知識を深めましょう。
御祓は、神主の霊力で行っているわけではありません。
日本には祓(はらい)を司る神がおり、神主はその神力をお借りして禍事・罪・ケガレを祓っています。
4柱の祓の神は、祓戸大神(はらえどのおおかみ)というチームを組んでいます。
1柱目
瀬織津比売神(せおりつひめ)
「もろもろの禍事・罪・ケガレ」を川から海へ流します。
※この場合の川と海は、実際の川や海ではなく、川や海のような靈力の流れにのせることの比喩表現と思われます。
2柱目
速開都比売神(はやあきつひめ)
河口や海の底で待ち構えていて、「もろもろの禍事・罪・ケガレ」を飲み込みます。
3柱目
気吹戸主神(いぶきどぬし)
速開都比売神が「もろもろの禍事・罪・ケガレ」を飲み込んだのを確認して、それを異界に流し込みます。
4柱目
速佐須良比売神(はやさすらひめ)
異界に持ち込まれた「もろもろの禍事・罪・ケガレ」を、流して濾過してきれいにします。
なんだか、自然界にある水の循環に似ていますね。
ある方は、これを「4柱の神さまが人の禍事・罪・ケガレをパスしてどんどんグルグル回して、いつの間にかあれっ!綺麗になっている!となる」と表現していました。
神社には多くの気が流れていますから、気の圧力を高めるために神社に通うのは効果的です。
気を取り入れると共に、神社の神さまにお参りをして、禍事・罪・ケガレも流してもらい、スッキリしましょう。
〜祓戸大神(はらえどのおおかみ)を御神祭としてお祀りする主な神社〜
佐久奈度神社(滋賀県大津市)
日比谷神社(東京都港区)
浦嶋神社(京都府与謝郡伊根町)
水野社(愛知県名古屋市中村区)
※上記以外の神社でも、御祓は行われております。
お祓いなど気の圧力を高めることは運を良くするために重要です。このようなことに興味のある方は本格的に学びませんか。
これからも良い記事を書いていきます。