明るく楽しく
玄関に天狗面や鬼面を掛けておくと妖怪の侵入を家から防ぐ事ができるのですが、実は元々はサルタヒコの面を使っていました。
猿田彦は赤い鬼灯の様に光り輝く目をしていたことに加え、花が高くて顔が赤いため、天狗の面に代わっていったのでしょう。
ニニギが天孫降臨する際に先祓をした経緯から、神社の祭礼ではサルタヒコの格好をしています。
また、先頭を守ったことで、妖魔を追い払う神とされています。
鬼の面を使う場合は陽の気のありそうな勇壮な姿を選ぶと良いでしょう。
般若面などでは陰の気を持つため、逆に陰である魔を呼んでしまいます。
妖怪は陰ですから、陽の気をもって押さえ込みましょう。
陰陽と言われて思い出しましたが、例えば朝の蜘蛛は殺してはいけないなんて話がありますね。
蜘蛛は陰の虫ですから、朝の陽気に対して陰陽でバランスが取れますから殺してはいけないのです。
しかし、陰である夜になると、さらに陰の蜘蛛ですから、朝の論理が崩れるわけですね。
陽の気が大切ですから、部屋に日光を取り入れて明るく賑やかに暮らしていくというのが魔物を近寄らせない一番簡単な方法かもしれません。
薄暗く、重苦しいからよくないという感覚だけでは、一体何なんだろう、無礼な人だと言われてしまうかもしれません。
皆さまも特殊な感覚が無いとか言われる方もいますが、弱いということはあっても、そういうことは明るいとか薄暗いとか、感じられているはずです。
このように背景のことを知って理由を説明した上で薄暗いのが良くないと言えば相手も納得感があるでしょう。
見えない世界について学んでいく上では、そのような背景部分も含めて知っておくことが大切です。
これからも良い記事を書いていきます。