空海は永久に不滅です。
多くの活躍を遂げた空海ですが、その肉体にも寿命というものがやってきます。
死を悟った空海は五穀断ちを行い、深い瞑想に入りました。
印を結んで入定しました。
835年3月21日、62歳でした。
亡くなる前に空海は弟子たちに、兜率天に向かい、弥勒菩薩に会い、雲の上から地上を覗いて、その在り方を観察すると伝えます。
また、56億7000万年後に弥勒菩薩と共に下りてきて、全ての仏弟子を救うということも伝えました。
そして、空海は目を閉じ、言葉を発することはありませんでした。
49日後、弟子は空海の身辺を整えて、高野山奥の院の大師御廟の石室に葬りました。
肉体は滅んだかもしれません。
しかし、魂は残ります。
1000年経った今でも毎日朝昼の2回、御供物が進上されています。
その徳によって、人々も救済されていますからね。
肉体は滅んでしまっても、即身成仏の教えを日本に持ってきた本人なわけですから、その実践があるわけです。
見えない世界というのは本当に長い道のりです。
一生どころか、途中で魂だけになっても続けるような長さです。
そのような深い世界に興味のある方はぜひ一緒に学びましょう。
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