見出し画像

準備が大変

いざなぎ流のお祭りでは、準備段階である呪詛を祓うところで多くの時間を費やします。規模が小さいお祭りでも1週間とかかかりますからね。

一般論として準備は大切なものかもしれません。
しかしながら、そんなに時間がかかるのかと驚いた方も多いでしょう。一体何にそんな時間がかかるのでしょう。

特に時間がかかるのは祭文読みのところです。
そこでは、いざなぎ流祭文、呪詛祭文、天神祭文と3種類があるのですが、これを一つずつやると3日近くかかってしまいます。
短縮のために三人が同時並行で行います。でも、それなら、1日で長いところが終わるのではないかと思われたかもしれません。
たしかに順調にいけばという話ではあります。

実は祭文を読み上げる上で要所要所にて、祈りが神様に伝わったかを都度都度確認しています。
伝わったかを調べる方法は占いです。

この占いには数珠を使います。

画像1

御留を左手で持ち、右手を滑らせていきます。
その際に占いのための祭文を読み上げるのですが、それが済んだ際に両手の間にいくつの玉があるかで確かめます。

玉の数が奇数なら祈りが届いたということです。
無事に次のステップに進めます。

玉の数が偶数の場合は祈りが届かなかったということです。そこで届かなかった原因を予想して、数珠で占います。
奇数だったらその要因による失敗のため、そこに留意して再度儀式をします。

問題は三度目も偶数だった場合は論外だというお達しです。
その場合は、祭文を初めからやり直さないといけません。

画像2

そういうことがあるので、取り分けにおける祭文のところは大変な時間がかかるのです。

このようにそれだけ力のある人も占いによって、祈りの可否を確かめているというところに、着想を得たのがわたしの活動です。
見えない力のスキルアップもそうですが、占いの技術も並行して行うことで、より自信を持った状態で力を使うことができるというのをゴールにして行っています。


これからも良い記事を書いていきます。