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運命の変化に調和した経営者は不況に勝負に出る

陰陽論を用いた開閉の戦略は歴史の中で使われてきました。

その後、マキャベリも似たようなことを述べていますが、それは運命との兼ね合いを陰陽で捉えるということにつながります。
君主論の中で、君主には変化がないのに、今日栄えていても明日滅びることがあります
それは運命が変わっているからです。

時勢の変化に調和することが経営にとって重要です。
経営で例えるなら、景気は変動しています。

好不況関係なく、同じように設備投資をしていたら、会社の資金はショートしてしまいます。

では、好況の時に開として、積極的に設備投資を行い、不況の時に閉として、設備投資を控えれば良いのでしょうか。
悪くはないかもしれませんね。

しかし、設備投資をしてもそこから稼働して増産するまでにはラグがあります。
つまり、先を見越してかなり早いタイミングで設備投資が必要です。

理想のタイミングは不況時に開になるということです。
不況時であれば、設備メーカーも仕事が少ないため、優位に立った交渉ができるメリットがあります。
そして、設備更新が完了した頃に好況の波がやってくれば、増えていく注文に対しても対応できるでしょう。

陰陽論を用いることでビジネスにも十分応用ができるということが分かりました。
現在がどういう状況なのかという判断も自然哲学によるアプローチは有効です。
見えない世界について学ぶということは現実面で大きなプラスがありますよ。


これからも良い記事を書いていきます。