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葉で攻撃

若き日の安倍晴明が見えない世界のことを学んでいた頃の話です。

嵯峨野にいる寛朝僧正を訪れた時のことでした。
寛朝といえば、成田山でもお馴染みのあの方です。

周りにいた若い僧侶たちは、才能豊かと名高き晴明に興味津々です。
ある若い僧侶がその秘術は人を殺めることにも使えるのかと聞いてきたわけです。

晴明は、もちろん見えない力を使う上で道を外してはならないという話はするのですが、蛙1匹くらいなら良いと力を披露したのです。

そこで葉っぱをちぎって蛙に投げつけたら、蛙が潰れてしまったのです。
唯物論者ならあり得ないと発狂するかもしれませんね。

これは明らかに式神を使っているわけです。
式神の中でも式王子のように石や岩を象徴するものたちがいます。

葉っぱを投げただけでは重さを考えれば蛙を潰すことはできません。
しかし、式王子のような岩を象徴する式神を下ろすことで、葉っぱは岩になったのでしょう。
蛙は岩に押し潰されてしまったのです。

実際晴明の家では、勝手に門が開いたりしていたと記録されていますから、日常的に式神を使っていたのでしょうね。

科学ではあり得ないという方も多いですが、見えない世界はこうした真面目な古典の文章では普通に書かれています。
そもそも、気を感じるなどこのブログを読んでいる方々も不思議な体験をされているケースは多いのではないでしょうか。
見えないものも含めて視野を広げて世界を捉えることで、多くの人生の問題が解決すると思います。


これからも良い記事を書いていきます。