犬神家と式神
怖い要素がふんだんにある犬神家の一族ですが、犬神というのはどんな神様なのでしょうか。
式神を用いる上で、そこまでハイレベルではない際には神様が使えないので、動物霊などを用いることは沢山ありましたね。
ちなみにそういう方に一番よく使われるのは狐です。修験者も狐を使役することが多かったと言われています。
子供の狐に油揚げを差し出します。大人の狐は使役させられてしまうので食べませんが、子供は知らないために食べてしまうからです。
その夜に、人の格好に化けた親狐が油揚げを食べてしまったので、言うことを聞くという約束をしてくれるわけです。
犬神の場合はもっと残酷な方法を使います。
犬を首だけ出した状態で埋めるのです。そうすると餓死してしまいます。その飢えと憎しみの塊となった霊を使って式神にするのです。
術者が恨んだ人間に対し、攻撃をしてくるわけです。
しかしながら、これらの呪いのようなやり方ですから反動もあります。
厄介なことにこれらの反動は術者本人だけでなく、術者の家系に影響します。子孫の方が突然夜に遠吠えを始めたりするのは犬神の影響と言えるでしょう。
恨みを晴らそうとそのような霊を使ったがために、子孫まで不幸にしてしまいますから安易な行動は良くないですね。
見えない世界というのは奥が深く、扱いはキチンと学ばないと色々な問題が発生します。
ひとつひとつのステップを経ずに楽をしてしまうと、下手をしたら子孫にも影響が及ぶこともありますから、長い道のりを進んでいきましょう。
これからも良い記事を書いていきます。