あなたの見た夢についての話
クーラーの効いた部屋の中で、あなたは横たわっている。布団の上で手足を広げ、全身から力を抜いていく。ひやりとした風があなたの肌を撫ぜる。耳元に置かれたスマートフォンから流れる音楽は、自然とあなたの耳 の中へ吸い込まれていった。
えもいえぬ心地良さを感じながら、あなたの意識は微睡んでいく。瞼が重くなり、目を開けているのもやっとになった。睡魔が身体を蝕んでいくのを感じる。あなたは部屋の電気を消すために、右手を横に伸ばした。
照明のリモコンを掴み、ボタンを押す。それに伴い、電気が