【サウナシュラン2年連続1位】御船山楽園ホテル らかんの湯 へ、独身男性2人で泊まりに行ったはなし

先日、「今、マイルで航空券取りやすいので、サウナ旅行行きませんか？」とLINEが来た。送って来たのは、僕をサウナの世界に誘った、前職の後輩サウナーである。

北海道と九州で迷ったが、結局九州へ行くことにした。

博多で後輩と合流。うどん平でランチをしてから、レンタカーで御船山楽園ホテル らかんの湯へ向かう。

うどん平 (博多/うどん)

目的地である、御船山楽園ホテル らかんの湯、というのは、サウナシュランで2年連続1位に輝いた、ものすごいサウナがある旅館だ。

武雄温泉 旅館 御船山楽園ホテル

まず、ホテルの入口を開けた瞬間に驚く。チームラボのアート展示があり、映えスポットになっているのだ。

是非、インスタで、#御船山楽園ホテル と検索するか、下のオリラジ藤森の動画で確認してもらいたい。

入口から入り「おーすげぇ！」と驚くと、そのまま右がフロントだった。チームラボの展示と同じフロアなので暗く、ライトが置いてある。注意事項等をライトで照らされながら説明を受ける。

「早くサウナに入りたい！」とソワソワしていると、「おいおい、ここはそんな慌てるような場所じゃねえんだよ」と言われるがごとく、ウェルカムドリンクを選んで下さい、とのこと。

ドリンクが置いてあるスペースに案内され、冷たい緑茶と和三盆を頂く。ここで、この後何度も思う「独身男性2人で来る場所じゃねえな」と1回目につぶやく。

チームラボの展示では、（このアート作品は、『森の中の、呼応するランプの森とスパイラル - ワンストローク』という題名らしい。）カップルや女子同士が、仲良く映え写真を撮っている。

ふと見ていると、浴衣を着た宿泊客の女子2人組が、仲良く写真を撮り始めた。それを見て「あれ良いね、着替えて撮ろうか」と、後輩に話す。

その後、浴衣を着て、写真を撮り合いっこをした。しかし、今まで映える写真を撮ったことがないので、どうやっても写真を上手く撮ることが出来ない。

四苦八苦しながら、ワイワイ撮っていると、スタッフの方が2人の記念写真を撮ってくれた。「俺らカップルと思われてますかね」と後輩。記念写真を見返すと、なんだか僕の方が彼女ぽかった。

そして、早速メインイベントのサウナ、ワクワクしながら男湯へ向かう。入浴は17時頃、脱衣所には、サウナシュラン2019の表彰状が飾られていた。

まずは、しっかり身体を洗った後、身体を温める為、露天風呂へ。

なんと桜が見えるではないか。思わず「おーっ」と声を上げてしまった。

露天風呂の中央からは、武雄温泉が湧き出ている。特に味やにおいがしない為、温泉と言われないと分からないような、特徴がないのが特徴という、とんちみたいな温泉だ。

しっかりと身体を拭き、水分補給をする。御船山の天然水と、サウナ専用に焙煎・抽出した佐賀県嬉野産のほうじ茶が用意されており、水を飲んでから、温かいほうじ茶を飲んだ。ちなみにほうじ茶は、結構熱いので注意が必要。

サウナマットを1枚取りに行ってから、サウナ室へ。途中で気付いたのだが、サウナマットは全て今治タオルだ、なんて贅沢！

サウナ室のドアを開けると、まず、ほうじ茶のめちゃくちゃ良い香りがする。なんとセルフロウリュには、ほうじ茶をかけるのだ。

サウナ室内は、中央にサウナストーンがみっちり積まれたイキストーブ。その上にストーブをうっすら照らすライト。他は、少しだけ外からの光が差し込むだけで、ものすごく暗い。

初めはどこに座る位置があるのか、わからなかった。

温度は熱過ぎず、湿度も十分にあるので、とても入りやすく質が高い。その質の高いサウナをセルフロウリュでコントロールできるのだから、「最高かよ！」と心の中でつぶやいたサウナーは、めちゃくちゃ多いはずだ。

暗い室内、ほうじ茶の良い香り、ちょうど良い温度と湿度。汗もすぐに出てきて、サウナだけでイキそうになってしまう程。

しっかり汗を出した後は、外気浴スペースの水風呂へ。丸い形のお洒落な水風呂である。

最近ハマっている顔だけ出してぷかぷか浮かんでみた。16度に冷却した武雄温泉の源泉水風呂は最高であった。

そして、外気浴。ととのい椅子に座り、目を閉じる。鳥の鳴き声、露天風呂が噴き出る水の音、山からの心地よい風。目を開けると桜と、うっすら月も見える。

これで気持ち良くならない訳がない。時折うっすら聞こえる車の音も、自然満載外気浴のスパイスの一つと感じる。

その後、外気浴は、ととのい椅子を変えながら、セットをこなす。

外気浴スペースの隅にある、寝そべることの出来るととのいベンチ。このスペースが、最も風を感じることが出来、めちゃくちゃ気持ちが良い。

とにかく、このととのいベンチがすごかった。低反発で、体験したことのない感触。今まで体験した、ととのい椅子、ととのいベンチ史上最高である。

ちなみに同じ材質のベンチがあるが、完全に寝そべることの出来るタイプの方が、3倍気持ちが良い。

しかし、1番最高だったのが、床にそのまま寝そべっての外気浴である。

目の前には空が見えるだけ、鳥の鳴き声、温泉の音、風、、、

自然に溶け込んでしまうような感覚になった。

これを読んでいるサウナーの方は、もうヨダレが出てきて仕方ないであろう。

他の良い点は、申し訳ないが箇条書きで書かせてもらう。

・イスや桶が透明でカッコいい！

・会話をする客がいないので、ゆっくり集中できる

・温かいほうじ茶が美味い

・親子の客を見るとほっこりする

・人が少ないので、セルフロウリュしやすい

・スタッフの方がこまめに、サウナマット交換、ゴミの回収をしている。よって常に綺麗な状態が保たれている。

・もし自分がサウナを作るならば、と想像したくなる

サウナで、ばっちりととのった後は、食事である。食事会場へ行き、いわゆる旅館の料理を食べる。独身男性2人でだ。

その後、旅館奥にあるチームラボの展示を見に観に行き、御船山楽園（庭園）のライトアップされた桜を観に行く、今年35歳、33歳になるおっさん2人でだ。

2人で写真を撮り合い、部屋に戻る。買ってきたレモンサワーを飲み、ご機嫌になり就寝。

翌朝、6時起床、女湯編に続きます。