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そもそもM&Aってどうやって買い手みつけるの?

こんにちはユニコンの照井です。

前回は、そもそもM&Aはどのような流れ?

ということで、買い手を探す手前まで記載しました。
本日は、買い手探しのところから記載していきます。

買い手探しをする際には、まずは、買い手リストを作成してそちらにあたっていく『プッシュ型』と、最近ですと、M&Aサクシードなどのプラットフォームがありますので、そこに掲載して買い手候補から連絡を待つ方法の『プル型』の両方があります。もちろん確率をより高めるために両方行うことのほうが買い手が見つかりやすくなります。

また、買い手のマッチングは仲介会社の腕の見せ所となります。
例えば同じ企業にあたるにしても、代表者などの意思決定者にあたるのと
担当者にあたるのでは、進む確率は、各段に変わってきます。ですのでより意思決定者にあたれるかということが大事になってきます。

業種特化型M&Aを行っている企業は、その業種の中では非常に強みを発揮するということがあります。

さて、今回の企業でいくと、概要書を開示する社数を20社程度、トップ面談をする企業を5社、意向表明をいただく企業3社という目標をもとに活動しました。

概要書を開示する20社必要となると、ノンネームシートと呼ばれる企業名などが分からずにまずは関心があるか聞く段階で約50社程度にあたれば確率論的に20社程度は関心をもつだろうという仮説のもと、リストを作成し活動しました。

その結果、実際に18社の概要書開示、トップ面談5社、意向表明3社という形で計画通りに活動ができました。

上記のようにある程度あたって活動する場合と場合によっては、数社にしかあたらずに、そこから決めるというやり方を行う場合もあります。これは、売主さんが、数社限定であたってほしいという場合などはそのようにします。当然、限った社数で当たっていく場合は進む確率も低くはなってきますが、そうならないためにもより精度の高いリスト作りが必要となります。

より精度の高いリストを作成するために、常に買い手候補と蜜な関係をつくりその企業のM&A戦略を把握したり、場合によっては戦略を一緒につくる立場になると、その企業が本当にほしい企業かどうかの見極めができるので
精度の高いリストとなってきます。

では、概要書開示してからトップ面談、意向表明へはどのようなことをしながら流れていくかは、また次回にでも記載していきたいと思います。



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