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ネームクリアは非常に大事

こんにちは。ユニコンの照井です。
前回は、仲介契約書を締結したら何をするのかを記載しました。

本日は、概要書を作成したのちに業者がどのような動きをして、売主はどのようなことをしていくのかについて記載していきたいと思います。

経営者インタビューや必要書類などをだしていくと、M&A業者は「概要書」やノンネームシートとよばれる、会社を説明する資料を作成していきます。
前も記載しましたが、この概要書は、必ず売主様自身がチェックするようにお願いします。

さて概要書とノンネームシートなどができるといざ買い手を探すという段階になります。

M&A業者は、売主様にあう企業をリスト化していきます。ここで売主様によってやり方が二通りわかれます。

➀リストから売主様自身がチェックする方法。
どこの企業かわからないようにしているノンネームシートでも売主様が特定されることが心配な場合は、この段階でチェックしたほうがよいと思います。ニッチな業界などは、特定されやすいので、チェックしたほうがよいかと思います。

一方で、あまりニッチでもなく、ノンネームシートでは特定が難しいと判断される場合は、この時点ではリストチェックせずに、次の段階でチェックすればよいかと思います。これが二つにわかれる二つめのやりかた です。

②ノンネームシートで興味を持った先を確認する方法
業者がまずはノンネームシートで興味があるかどうかを買主候補にヒアリングしていきます。そこで上がってきた企業に対してチェックするというやり方です。

その場合でも、概要書を提出してしまいますと貴社のネームや業績などが開示されますので、その前には必ずそこに情報をだしてよいかをチェックしましょう。

上記を一般的に「ネームクリア」と呼びます。ここを厳密に行うことが情報を管理するためには非常に重要な点となります。ごく稀に雑な業者などはネームクリアなどを行わずに開示していく業者などもあるので必ずここは念押しをするようにお願いします。

大手のM&A仲介会社にしても、各営業マンは営業数値をおっていたりしますので、そのプレッシャーから少しでも早くクロージングしたいという気持ちからネームクリアせずに開示するなどが起こりえますので必ず注意するようにお願いします。

さてネームクリアしてOKした先は、概要書をもとに業者が提案を進めていきます。

また上記の他に最近では、ビズリーチが運営する、M&Aサクシード

やM&Aセンターの子会社であるバトンズ

などのプラットフォームへノンネームシートを登録するかどうかを検討します。上記などに登録すると、業者や売主自身が考えられないような全くの異業種などから問い合わせがあったりします。
ここも情報の出し方をしっかりとチェックすれば、情報が洩れることはほとんどないので、検討していくことをお勧めはします。

さて概要書をすすめていくとその都度買主は疑問におもったことや資料の依頼などがきます。
これをQ&Aという形でエクセルシートなどでまとめて業者より確認がきます。ここに対してお答えしていき、さらに興味がある先についてはいよいよトップ面談となってきます。

本日はここまでにして次回は、トップ面談について記載していきたいと思います。


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