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DD後の調整って何する?
こんにちはユニコンの照井です。
前回は、DDって大変?ということを記載しました。
DDが終わるといよいよ最終契約書締結の段階にいく。
その前にもろもろ調整事項が入ってくる。
まずは、DDの結果、何か条件変更があるかどうか。
ここで条件変更が入るとその調整に入る。
価格の条件で変更になりやすい問題は、
□ 労務の問題
残業代の未払いや深夜手当の未払いなどが多い。
□ 会計上の問題
上場企業が買い手の場合は、上場企業の会計基準に合わせる形になるので、資産除去債務の未計上や減損などによりBSが痛むことが多い。
以上のような問題がおき、基本合意で合意していた金額から条件変更がおきることがある。
このようなことが無いように、出来うる限り、基本合意を締結する前に問題を事前認識いただいた上で基本合意を締結することが大事だ。
何故なら基本合意を締結するまでは、1対多の交渉になるので買い手は、基本合意で独占交渉がほしいためにある程度の問題については認識したうえで
も買い手が条件をのんでくれやすいからだ。それが、基本合意後になると1対1の交渉になるので、どうしても買い手も交渉がしやすい環境になる。
仲介者とすると、案件として正しい方向に調整をしていく必要があり、そのバランスをとるのが非常に重要である。よく仲介者はどちらの味方なのかということを言われることがあるが、私は、そのとき、本ディールの味方で売主、買主のどちらに偏ることはないとお答えしている。
第三者がみても正しいと思われる方向で調整を行い、そして最終契約書に落とし込んでいく。ここも仲介者の腕の見せ所ではある。
さてこんな感じで調整が完了していくといよいよ最終契約書締結となる。今回は、ここまでで次回は最終契約書の中身について記載します。
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