外食の事業譲渡の譲渡額について

こんにちは。ユニコンの照井です。

外食企業の事業譲渡を行う際の譲渡対価の簡単な計算法を教えます。

そもそも事業譲渡とは、会社のM&Aとは違い、一部の事業や店舗
を譲渡することです。(会社のM&Aは、株主が持っている株式の譲渡になります。)

例えば、とんかつ業態と焼き肉業態の2つのブランドを持っていて、とんかつ業態だけを売却したいなどの場合は、事業譲渡の手続きを行います。(ほかにも会社分割など方法は色々ありますが・・・)

では事業譲渡を行う際、その事業の価値はどのように計算すればよいでしょうか。

一番簡単な方法は、年倍法という方法で、EBITDA(ここでは簡略的に減価償却前利益をいう)の何年分で売るかということです。

例えば、とんかつ事業単体のEBITDAが3000万円出てたとしたら、その3000万円に何年分をかけるかということになります。

外食の事業譲渡では、一般的に2倍~5倍程度と言われてます。

倍率に幅があるのは、ブランド力や店舗数、独自性、立地など様々な観点からある程度決まってきます。

ブランド力が高ければもちろん倍数は高くになりますし店舗数も多ければそれだけ展開する時間を買えるという意味で高くなります。

とはいっても、なかなか自社でその価値を把握することが難しいと思うので、まずは3倍をかけてみて、その価値をみて、売却をするに値するのであれば、事業譲渡を検討してみるというのも一つです。



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