見出し画像

光フードサービス IPO承認

こんにちは。ユニコンの照井です。

久しぶりに、居酒屋業態のIPOがあったのでどんな企業かをみていきたいと思います。

コロナ禍で非常に打撃を受けた外食業界。特に居酒屋業界は、打撃は非常に大きなことだったことはご承知のことかと思います。ただ一方で、国の様々の支援がありました。その結果、一時は存続すら危ぶまれた外食の様々な企業が復活を果たしてます。そして、コロナ禍後、第一号の居酒屋業界のIPOとして「立呑みやきとん大黒」を運営する光フードサービスのIPOの承認がおりました。

名古屋に住んでいる人は、たぶんだいたいこの店舗を知っているのではないでしょうか。

企業の内容をみていきたいと思います。

店舗数は、2023年11月末時点で54店舗
そのうち直営店31店舗 業務委託店舗8店舗 FC15店舗となってます。

2023年11月の第三四半期までで、売上16億4千万円 経常利益 1.84億円
純資産 2.9億円 Net Debt 2.25億円
の企業となってます。

これをM&A的にざっくりと株式価値を考えてみたいと思います。

通期でやった場合、営業利益が約2.2億円 減価償却9千万円と仮定します。
そうすると償却前利益が3.1億円になります。

外食のMAだとこの規模であると、5倍~7倍くらいで計算されることが多いので
5倍の場合
3.1億円×5=15.5億円
ここにNet Debt を引きます。
15.5億円-2.25億円=13.25億円となります。

7倍の場合
3.1億円×7=21.7億円
21.7億円-2.25億円=19.45億円

上記でいくと、13億~20億円程度の株式価値になります。

実際は成長性や業態の力をみるもう少し高い金額になるのと、上場費用などを引くともっと利益が高くなると思うので、もっと高い金額にはなるかと思いますが。。。 

コロナ禍があけたこのタイミングで居酒屋系企業が上場するということは、意味のあることであり、外食企業にとって自社の戦略にIPOというのが身近のとりうる戦略となるのではないかと思います。

日本の食文化を海外に広げていくためにもぜひ資本市場が活用しやすくなりより成長しやすい土壌になってくれることを期待してます。

非常にめでたい出来事です。楽しみです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?