見出し画像

産業医面談

9月16日(木)、6月4日以来、104日ぶりに会社に行った。先週、担当医から復職OKの診断書が出たので、復帰に向けた産業医の先生との面談を行うこととなった。回復期リハビリテーション病院の担当のOTさんからは、右半身の麻痺があるので、通勤はリュックにした方が良いというアドバイスを受けていた。以前はリュックで通勤していたのだが、昨年からリュックをやめてビジネストートバッグで通勤していた。PCやポットを入れると結構重いのだが、まずはこれまでと同じ条件で会社に行ってみようと思い、今日はビジネストートにPCやポットなどこれまで通りの荷物を入れて会社に向かった。面談は11:30からの予定であったが、行けばいろんな人と話をすることになるだろうと思い、10:20くらいに到着した。

自分の状況をよく知っている上司、同僚、部下、後輩、入院日記を読んでくれていた他部署の女性、その他会う人会う人みんなが心配してくれていた。そして復帰を喜んでくれた。素直にありがたいと思った。

産業医面談は、過去に2回、部下が復職する時に参加したことがあったが、まさか自分が当事者になることまでは想像していなかった。病気の発症から経過、リハビリテーション内容の説明、後遺症の説明を一通り行った。自分でも結構早く回復したと思っていたが、先生も回復の早さに驚いていた。脳卒中においては、50代の回復力というのは早いのだろう。

結論としては、10月1日から勤務時間10:00〜17:00で復職することとなった。先生は再発を心配していて、いきなりフルタイムでのスタートとはならなかった。

昼食後、社長と90分ほど話をした。「今回のことで、奥さんと家族には感謝した?」と聞かれたので、「感謝しかありません」と答えると、「僕も病気をして入院した時には感謝したけど、その感謝の気持ちをすぐに忘れちゃうんだよね」と仰られた。確かに過ぎてしまえばいそういうものなのかも知れない。忘れないように努力しよう…。

さらに数人の会っておきたい人とお話をして、会社を後にした。次に来るの10月1日だ。

帰宅するとやたら疲れていることに気付く。やはり相当体が鈍っている。病気になる前は、6:30のバスに乗り、帰りは遅かった訳で、それを毎日繰り返す体力があった。今は、ゆっくり行って帰ってきただけで疲れている。また、バッグをいつも右肩にかけるのだが、右半身の麻痺のせいか、やはりどうも右腕右肩の感覚が変だ。アドバイス通り、リュックにした方がいいかも知れない。

今日会社で会った人から言われたことで共通していたのは、見た目では脳梗塞の後遺症があるようには全く見えないね…、単に痩せただけのように見えるね…、ということだった。これまで通りに見えるというのはいいことだ。ただ外から見えない自分しかわからない辛さがあることも事実で、わかってくれとも言えないし、理解されないのも辛い、という中で仕事をしていくことになるのだろう。

まあ、始まってしまえば、新生活には慣れてくるはずだ。焦らずゆっくり、いい意味で自分本位で始めていけばいいと思っている…。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?