徳島旅行(2日目)
2023年5月25日(木)、徳島旅行2日目。1日目は鳴門の渦潮を見てから大歩危に、つまり海から山に約100kmを移動してきた。
2日目は、四国第二の高峰に登るため、剣山まで国道439号を約50kmをドライブ、帰りにいくつかのスポットを見る予定だ。
ホテルのお兄さんに確認したところ、昼食を摂る場所があまりなく、平日なので営業しているかどうかもわからないので、剣山とは方向違いであるが一番近いコンビニで昼食を買っていった方がいいというアドバイスをもらった。
一番近いコンビニはローソンで、RiverStation West-Westという施設に入っている。ここにはモンベルの店舗も入っている(モンベルがご当地Tシャツなるものを作っていて、大歩危峡バージョンがあることは帰宅して知った。知っていたら買ったのに…)。
おにぎりとお菓子を買って、剣山に向けてドライブを開始した。
ホテルのお兄さんの話では、大歩危峡から剣山への道はかなりの山道で2時間くらいはかかるという。また年中工事をしていて、交互通行になっているケースがあるかも知れないということだった。さらに交互通行の待ち時間が30分程度であるという恐ろしい情報がもたらされた。つまりタイミングが悪いと30分も時間をロスしてしまうことを意味していた。
ワインディングロードを走ることは嫌いではないので、家人と雑談しながら快調に剣山に向かった。さすがに途中で疲れてきたが、問題なくドライブできた。2年前、脳梗塞になった当初は車の運転はできるのかと心配になったが、こんな条件の悪い道をドライブできるのだから、問題ないだろう。本当に影響が出なくてよかったと思ったのだった。
途中、交互通行が2か所あり、1か所は交通整理のおじさんがに5分待ちと言われたが、10分と待たず通ることができた。
2時間かからず、剣山観光登山リフト乗り場に到着した。
ここから標高1,750mまではリフトで上がることができる。
15分ほどで剣山登山リフト西島駅に到着した。ここから標高差約200m登山すれば、剣山の頂上である。
高尾山の清滝駅が標高201m、高尾山の頂上が599mだから、標高差を考えると高尾山を上るより楽な感じだと算段。
中間地点くらいかな。まだ樹木が生えている。高尾山より楽勝だと思っていたが、気圧が低いせいか息が切れる(ただの運動不足という話もあるが…)。
頂上近くにある本宮に到着。頂上近くになると樹木は生えていない。森林限界より高いのだ。階段を上がる。
剣山という名前に反して、頂上は平らだ。曇っている。
頂上まで木道が続いている。
やはり2,000m近い標高なので風も強いし結構寒い。
大阪から来た夫婦がお湯を沸かしてカップラーメンを食べている。美味しそうだ。平日のせいか、他に数人の登山者がいるだけだ。
次郎笈の方向を撮影すると、木道の向こうにいるカップルがこっちを向いた。
17mmから40mmにズーミングする。カメラを向けると手を振ってくれる。今時、カメラを向けると嫌がられるご時世なのに、やはり山に来る人はおおらかだ、などと思いながら撮影する。
17mmで撮影したエリアを50mmで撮影する。比較するとほとんど望遠レンズで撮影したような印象だ。
こういう施設が頂上にあるのは素晴らしい。任意で使用料100円を支払う。
200m下にリフトの駅が見える。
神社で御朱印とかもらえるのかと思っていたのだが、当たり前だが人など常駐していない…。
無事下山。さらにリフトで下りて、奥祖谷二重かずら橋に向かう。
かずら橋は渡るだけで料金がかかる。蔦で作られているので、メンテナンスにもコストがかかるのだろう。
祖谷のかずら橋に比べるとかなり山奥にあり、来るのが大変なせいか、人は少ない。
渡るとかなり揺れるのと、下が丸見えのため結構スリルがある。
二重かずら橋というだけあって、男橋と女橋がある。
渓谷が美しい…。
女橋は低い位置にあり小さい…。
河原に降りる。
次は「天空の集落」と言われている落合集落に向かう。
途中、道路工事の交互通行で15分ほど引っかかる。
落合集落は、剣山に向かう時に通過しているのだが、集落の反対側の展望所に行かないと全貌を見ることができないのである。
展望所に行く道は結構細くて、見つけづらく苦労したが、何とか到着。
貸し切りの観光タクシーが1台来ていた。
宿泊もできるらしい。上部の家は標高が800mくらいあるらしく、暮らすのは結構大変だろう。
なかなか良かったが、昨年の和歌山旅行で行った丸山千枚田の方が感動があったかな…。
秋や雪景色の時はまた感動する景色なのだろう。
大歩危峡に戻ってきた。
ホテルに帰る手前に大歩危駅があるので寄ってみる、というか絶対に寄りたかったのである。
高知方面からやってきた特急を撮影できた。
1両編成の高知行き各駅停車がやってきた。
いい写真だ。鉄道は、中央線、山手線、東横線と毎日乗っている訳だが、同じ鉄道でも全く別物。雰囲気がイイ。土讃線は出張でも乗ったことがないので、一度乗ってみたいものだ。
ホテルに戻ると、お兄さんに駅で写真を撮っていたでしょ?と言われた。お客さんをマイクロバスで駅に迎えに行ったらしく、その時に見られたようだ。
こんなところでも、誰に見られているかわからないなぁ、と思わされたのだった。
激しいドライブの後のビールは美味い…。
こんなのが出てきたら、ビールのお代わりをせざるを得ない…。
カメラ / レンズ:EOS R / EF17-40mmF4L, SIGMA fp / SUMMARIT-M f2.4/50mm, iPhone SE3