#オーディオブック
原田マハの短編小説集『あなたは、誰かの大切な人』を読んだ。いいタイトル、そしてどの話も心に残る。中でも「無用の人 Birthday Surprise」という話が一番良かった。最後のシーンが印象的で、とても美しかった。自分の目で見ているかのようにはっきりと脳裏に思い浮かんだ。
夏川草介さんの『本を守ろうとする猫の話』を読んだ。著者が本を大切に想う気持ちがよく伝わってくる本。いつもオーディオブックを倍速で聴くけど、どうして倍速で聴いてるんだっけ?と一度立ち止まって考える。目で読んだほうが自分の速度で読めるから趣があるかも、聴いて読むって結構受動的な活動。
宮島未奈さんの『成瀬は天下を取りにいく』を読んだ。『桐島、部活やめるってよ』をちょっと思い出すなとか考えてうっかり油断してたら、感動して結構グッときた。自分にはなかった熱い青春を物語の中で体験させてもらえて、読み終えたときに温かい気持ちになった。