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つぶやき日記

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noteのつぶやきで綴った日記です。
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#読書

岸本佐知子さんのエッセイ、『ねにもつタイプ』を読んだ。
穂村弘さんもそうだけど、どうやったらこんな面白いエッセイが書けるのだろう。
どうやったらそんなわけのわからない妄想が展開されるのだろう。
真似はできない、できないのはわかってるけど、面白いものを僕も書きたい。

近藤康太郎さんの『文章は、「転」。』を読んだ。文章を書き始めると、書いているうちに想像していなかった部分に及ぶことがある。そこが一番個性の出るところであり、自ら面白いと感じる部分でもある。読むと、またnoteを書こう、書きたいという気持ちになる本。

茅辺かのうさんの『アイヌの世界に生きる』を読んだ。和人として生まれるもアイヌの娘として育てられたトキさんの人生についての聞き書きと著者のエッセイ。トキさんの生き様や考え方が好き、憎めない感じ。読みながら、背景の北海道の広い大地も感じられる。いつか行ってみたい。

原田マハの短編小説集『あなたは、誰かの大切な人』を読んだ。いいタイトル、そしてどの話も心に残る。中でも「無用の人 Birthday Surprise」という話が一番良かった。最後のシーンが印象的で、とても美しかった。自分の目で見ているかのようにはっきりと脳裏に思い浮かんだ。

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三木那由他さんの『言葉の展望台』を読んだ。たしかあとがきに「評論とエッセイの間の本」と書いてあったと思う。評論や哲学の話については耳で聴いている速度に頭の中で噛み砕く速度が追いつかなくてちょっと難しかったけど、エッセイの部分はグッと引き込まれた。

しろねこさんの『あんなに可愛い猫ですら嫌う人がいるのにみんなから好かれようなんて不可能です。』を読んだ。共感したり、癒やされたり、納得したり、教訓を得たり、いろんな部分に響く本。著者の言葉もどれもいいけど、引用してくれてる他の人の言葉もすごくいい。

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ほむらひろしさんの『蛸足ノート』を読んだ。めっちゃ面白かった、僕もこんなエッセイが書きたい。先に読み始めた自己啓発の書籍が一度読んでもしっくりこなくて、再度読み返している。しかしそれが疲れてしまったので中断して、ほむらさんの本を読み始めてみて正解だった。元気になった。

夏川草介さんの『本を守ろうとする猫の話』を読んだ。著者が本を大切に想う気持ちがよく伝わってくる本。いつもオーディオブックを倍速で聴くけど、どうして倍速で聴いてるんだっけ?と一度立ち止まって考える。目で読んだほうが自分の速度で読めるから趣があるかも、聴いて読むって結構受動的な活動。

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宮島未奈さんの『成瀬は天下を取りにいく』を読んだ。『桐島、部活やめるってよ』をちょっと思い出すなとか考えてうっかり油断してたら、感動して結構グッときた。自分にはなかった熱い青春を物語の中で体験させてもらえて、読み終えたときに温かい気持ちになった。

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リルケの『若き詩人への手紙・若き女性への手紙』を読んだ。1953年の本で言葉が少し難解な部分もあるけれど、ときどきこういう古典を読むのもいいなと感じた。特に前半の「若き詩人への手紙」には、創作に取り組む際の心構えを正されるような、原点に返るような言葉が多く、僕にはとても響いた。

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矢崎節夫著の『金子みすゞ 心の宇宙』を読んだ。
知っている人は知っているのだろうけど、金子みすゞの詩は著者によって再発見されるまで半世紀以上日の目を見ない状態だったらしい。
この本でなぜ彼女が26才でこの世を去ることになったのか、彼女の人生についても読むことができる。

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乙一さんの短編集『失はれる物語』を読んだ。紹介してもらって読む本は、シンプルに自分の世界が広がる。元々読書リストに入れていた『暗いところで待ち合わせ』と同じ著者だと後から気付いた、そういうシンクロニシティがまたうれしい。

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『金子みすゞ名詩集』を読んだ、有料のオーディオブックで聴いた。詩を読むなら、合成音声よりもプロの朗読の方がいい。今さら僕なんかが感想を述べる必要のないものではあるけれど、どの詩も使っている言葉がわかりやすいのに、奥深かった。一気に彼女の世界観に引き込まれる、すごいパワーだった。

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夏井いつきさんの『世界一わかりやすい俳句の授業」を読んだ。対話形式で事例もたくさんあって、本当にわかりやすかった。俳句ってもうちょっとやみくもに作るものだと勝手に思ってたけど、ちゃんと型があると知った。ほぼ日の学校の糸井さんとの対談もめっちゃ良かった。