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若手の意見に耳を傾けられる人、傾けられない人

若手の意見に耳を傾けられる人は視野が広いなと感じた話。

仕事をしているとプロジェクト単位でベテラン社員と若手社員がチームを組む場合がある。

そんな時、ベテラン社員は3パターンに分かれる。

①若手の意見でも色眼鏡を通さずに聞く
②自分の経験が正しいと押し通す
③そもそも若手に興味がない

文章で書くと当たり前に①が良いとわかる。が、実際は複雑な理由が絡み合ってそう上手く事が進まない組織が多い。
以前に、①の良い例の人と出会った。その人は誰が見てもベテランで経験・能力ともに不足がない。一方でいつも若い人に対しユーモアたっぷりに話しかけ、意見を真剣に聞いている。その人の本意をたまたま聞く機会があったが、その理由はこうだった。

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自分はかつて海外で働いていたときに、日本にあってこの国にないものは何か?と尋ねた。
現地の人は「この国には宅急便のような仕組みがない」と答えた。自分は、「それじゃぁ、そのビジネスを取り入れたら儲かるんじゃないの?」と聞いた。彼は「この国は、日本のように治安が良くないし、貧困層も多い。宅急便なんてビジネスは泥棒だらけで成り立たない。」と答えた。

言うまでもなく、今では、その国でも当たり前のようにAmazonを通じて多くの業者が宅配事業を行なっている(ちなみに今でも治安は良くないようだ)。

その時に感じたんだ。可能性が十分あったのに、自分だけの価値観でフィルターを通して、人の意見に耳を傾けなかったことでチャンスを逃してしまうかもしれない、と。
今は時代の移り変わりが激しい。今の若者はどんなビジネスを真剣に考えているのか?何に興味を持ち、何に興味がないのか?
もっと時代の最先端を知りたい。
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この前は逆に②の暴君な経営陣がいた。
言うまでもなく、この組織は組織力が低く、今のトレンドに会社が追いついていない(オンラインが上手く使えず古い慣習が多く残り、人事面でも社員のモチベーションを上げにくい仕組みだ)。
具体例を出すと過激になるので控えておこう。

自分自身も毎年経験を積んで歳を取るが、①の人種になれるように意識したいところだ。

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