「布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりご」

「あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごを見つけます。
それが、あなたがたのためのしるしです。」

 (ルカの福音書 2章12節)

 

ある牧師が説教の中で、突然このようにきいてきました。

「皆さん、なぜイエス様が飼葉桶の中に生まれて来てくださったのか分かりますか。
それは、羊飼いたちがイエス様を訪ねるためなのです。
イエス様が地上の王として、王宮の中に生まれたらどうでしょう。
また祭司として、立派な祭司の家に生まれたらどうでしょう。
羊飼いたちはイエス様に会うことはできなかったでしょう。
イエス様は王であり祭司です。
しかし羊飼いたちのために、飼葉桶の中に生まれたのです。」

そのときはっとしました。

だからわたしは、イエス様に出会うことができたのです。

イエス様は神の御子です。

しかし遠いところからわたしたちを見ておられるのではない。

わたしたちのすぐそばに、わたしたちがイエス様に会えるようにお生まれ下さったのです。

イエス様はまことの王、まことの祭司です。

しかし、わたしたちを愛し、わたしたちを救ってくださったお方なのです。

クリスマスは皆さんにとってどんな日でしょうか。

美味しいものが食べれる日、プレゼントがもらえる日、なんだか賑やかな日、町中が綺麗な日……。

しかしこの日はイエス様にとって、わたしたちに会う日に他ならなかったのです。

わたしたちはどうするでしょうか。

今、イエス様が戸の外に立ってわたしたちを訪ねて来られたら。

わたしたちはそのドアを開けるのでしょうか。

教会では、今年もクリスマスをお祝いする礼拝をします。

皆さまがいらっしゃるのを、教会を温かくして待っています。

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