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白井てりが「レース陶芸」で伝えたいこと

ウィメンズヘルスアーティストと名乗ることにまだ少し臆することもありますが、私の作品は

・ヨーロッパの美しいランジェリーが好きでレース生地の最高峰リバーレースを生産する世界トップシェアのメーカーで勤務したこと

・ライフステージの変化とともに嘘みたいな美容・健康情報にハマって発信する女性を多く見てきたこと

・大阪大学大学院医学系研究科で「健康医療問題解決能力の涵養」を学んだこと

まったく関連のなさそうな事柄が9年もの時間をかけて自己の中で交わってレース陶芸というアウトプットに行き着いたものです。

誰かの課題を解決したり、社会をよくするなんてあまりに壮大過ぎるけれど、

この手法にはその力があると確信しています。

「あ、かわいい」と女性が興味を持ちやすい繊細な作品の中に、学術的な根拠に基づく社会的な性(ジェンダー)と生物学的な性(セックス)を織り交ぜていると言うと、

「なにそれ、難しいな」という反応が返ってくる。

けれど、その意図は明らかにする必要もないのだとようやく思えるようになりました。

左右の大きさが異なる乳房、それぞれのサイズの乳房、肌の色が異なるいくつもの乳房、乳頭の種類の多さ…

生物学的な女性の象徴とされる「おっぱい」をたくさん、そこにそれぞれのストーリーをひとさじ…2021年の今っぽい話も、そぐわない話もいろいろ…

すべてが伝わるかどうかは重要じゃない。

ただ、「これは私かもしれない」「私の身体ってそう悪くない」そんなことを感じてもらえれば嬉しいです。

#ヘルスリテラシー #女性の健康



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