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設備とインテリア(3)

再び雪が溶けて春がやってきた。
いよいよトイレの敷設工事に入る。
この地域では浄化槽は禁止されているが、トイレはできればくみ取り式にはしたくない。

そこで導入を決めたのが山小屋などでもよく使われているコンポストトイレ。

コンポストの分解装置

カナダのSun-Mar 社のものだ。

排泄と同時に時々おがくずなどの炭素源を入れるのが特徴だ。上から排泄物がってくると中は網状のドラムになっていて、水分は下に落ちる。

そして右側のレバーを回転させるとドラムがまわり攪乱される。
すると好気性の微生物によって排泄物は素早く分解されるのだ。
そして定期的に下の引き出しから堆肥化された排泄物を取り出す。

比較的単純な仕掛けだけど、これで本当に無臭の堆肥になるすぐれものだ。
もちろん(一部部品交換はしたが)現在でも問題なく活躍している。