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Ⅲ-#6 シートの作成方法(3)


3)成長手段を整備する


 さて志を立てたとしても、多忙な教員の日常の中で職務以外に継続的に成長努力を続けていくのは容易ではありません。そこで、できるかぎり成長の手段を日常業務と関連づけ、職務を遂行しながら成長できるように工夫を加えていくと同時に、自分自身の成長意欲も高めていくようなしかけが必要です。このための作戦を考えるのが右側の欄です。


「成長に向けてなすべきこと」の欄は成長テーマを現実のものとするのための必要条件を考えるためのものです。現在の自分に欠けているものを自覚して「これとこれをやれれば実際に自分の望む成長を果たせるのではないか」と感じられるような記述内容になれば理想的です。

例えば次のようなものが考えられます。

次に「成長のために活用できる機会」の欄ですが、実の周りにある様々な機会を活用できるようにすると共に、継続的に自分自身を動機づけていくための手立てをここで考えていきます。

もしかしたら次のようなことが記載されるかも知れません。


最後に「成長の成果を活かせる場」の欄ですが、ここでは成長のプロセスと効果を確かめ、自分が実際にどの程度成長しているかを自覚できるためのしくみを考えます。同時に、その成果を活かし、学校や子ども達に還元していくことも重要です。教員の成長にとって最大の動機づけとなるのは、子どもの成長の姿であることを忘れてはいけません。

一例を挙げると次のようなものです。

note等を使って発信してみてもいいかもしれませんね。
(次回につづく)