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2.リサイクルと循環型経済について

循環型経済(サーキュラーエコノミー)とは?

循環型経済は、資源の使用量、Co2排出量そして廃棄物の排出量を削減するように製品が作られ消費される経済システムのことであり、すなわち、地球を守ることになります。このシステムでは以下の方法により、モノをできるだけ長く使用し続けます。

・再利用
・修復
・再製
・リサイクル

例えば、新しいモデルが発売されるたびに携帯電話を買い替える代わりに、すでに持っているものをできる限り長い間使用し続け、必要であれば修理をします。

循環型経済では、消費と同じくらい製作過程も重要となります。モノが廃棄ではなく修復、再利用または再製を前提にデザインされると、使用済み廃棄物が大幅に減ります。しかしながら、このシステムにおいても責任ある消費は重要です。私たちの購入量が減ると、生産者は生産量を減らします。生産者が生産量を減らせば、資源の枯渇を遅らせることになり、Co2排出量も減少するでしょう。

現在のシステム:直線型経済(リニアエコノミー)

循環型経済と比較すると、私たちの経済は現在直線型で回っています。「Take(資源を採掘して)Make(作って)Waste(捨てる)経済」とも言われます。私たちは地球から資源を採掘し、モノの製造に使い、必要なくなったら捨てます。そのモノがまだ使える状態であっても。 私たちは、製品が寿命を迎える前に捨ててしまうことが多いです。この経済システムでは、ほとんどの資源がごみになるのです。

リサイクルと循環型経済

循環型社会では、リサイクルよりも再利用、修復そして再製が優先されます。リサイクルは、製品が寿命を迎えた際に、埋め立てや焼却よりも良い解決策となります。リサイクルは素材の循環を継続させ、地球から新たに資源を採掘する必要性を減らします。採掘後初めて使用される天然資源(石油や石炭など)はバージンマテリアル(未使用・未加工の原材料)と呼ばれています。その採掘と加工には大量のエネルギーが使われ、生態系を破壊し、天然資源を枯渇させるだけでなく、しばしば公害を引き起こします。リサイクルは、この直線経済の システムに終止符を打つのに役立つのです。

テラサイクルのリサイクル方法についてさらに学ぶ

どうやったら循環型経済に移行できるでしょう?

地球を救うために私たち皆が小さなアクションを起こすことで、大きな変化を起こすことができます。可能な時に、以下の事を試してみてください。

消費を減らす:購入する量を減らします。私たちが購入時に意識して、購入量を減らせば廃棄物の量も減ります。
より良い選択を:再利用可能な包装・梱包材に入った、高品質で長持ちする、修復可能な商品を選択します。リユースプラットフォームLoopについて学ぶ
埋め立てと焼却を避ける:お住いの地域で回収対象となっているモノは全てリサイクルし、対象外のモノについては無料のリサイクルプログラムがないか探してみてください。

テラサイクルの主な目的は、世界的な廃棄物問題に立ち向かう事であり、循環型経済への移行を加速させるために積極的に取り組んでいます。私たちはこれからも、捨てるという概念を捨てる®ための新しく革新的な解決策の最前線に立ち続けます。